ソン・ソックのかわいさが爆発! 『君は天国でも美しい』は笑って泣ける現世超越ロマコメ

 1983年生まれで現在40歳のソン・ソックは、2016年に33歳という遅咲きで映画『ブラックストーン』でスクリーンデビュー後、『マザー~無償の愛~』『最高の離婚~Sweet Love~』『サバイバー:60日間の大統領』と話題作に出演し、みるみるうちにその高い演技力と、一度見たら強烈に記憶に残る匂い立つような艶と存在感でスター街道を駆け上がる。『私の解放日誌』ではソン・ソックの色気に沼る人が爆誕し、「魔性の男」の称号を持つようになった。

 善と悪が共存したような雰囲気を持つソン・ソック。演じる役柄によって、視聴者を震え上がらせるほどの恐ろしさと狂気を表現したり、渋さと色気と魔性の魅力で沼落ちさせてしまう独自の魅力がある。そんなソン・クックが本作では、43歳の年の差がある83歳のキム・ヘジャと“ラブラブ夫婦”ぶりを見せ、愛妻家をキュートに演じている。ソン・ソックがまるで大型犬のように愛妻にまとわりつくなんて、思いもよらないかわいさではないか! またソン・ソックの深い沼が更新されそうだ。

 ヘスクとナクジュンの夫婦の物語を中心に、突然もたらされた思わぬ涙。天国にいるのは人間だけではなく、なんとペットたちが人間化して、愛する飼い主を待っているという号泣案件が投入される。先に天国に行った愛犬たちが、自分よりも後に来る飼い主であるご主人様に向かって駆け走る場面で、涙が溢れて止まらない。ヘスクが天国に着いたときから、じーっと彼女を眺める鋭い目つきの若い女性(チェ・ヒジン)の正体は、ぜひご自身の目で確かめてもらいたい。

 天国だけでなく地獄も“ちらり”と描写されたが、ヘスクを慕うヨンエが怪しい霊媒師を訪れた。彼女の身がどうなったのかが気になって仕方ない。さらに、『まぶしくて』でキム・ヘジャの若い頃を演じたハン・ジミンも登場。記憶のない彼女の正体は一体誰なのだろう。「人生」の終着駅のその先、「めでたしめでたし」のその先の「ハッピーエンド」の描き方は、観るものの人生に何をもたらしてくれるのか。どんな映像体験と感情体験ができるのかとワクワクさせられている。

■配信情報
『君は天国でも美しい』
Netflixにて配信中
出演:キム・ヘジャ、ソン・ソック、イ・ジョンウン、ハン・ジミン
演出:キム・ソギュン
脚本:イ・ナムギュ、キム・スジン
(写真はJTBC公式サイトより)

関連記事