ミゲル・ゴメス監督の初期2作品『自分に見合った顔』『私たちの好きな八月』8月より上映
ミゲル・ゴメス監督の初期作品を特別上映する『ミゲル・ゴメス アーリーワークス』が、8月にBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下で開催されることが決定した。
ドキュメンタリーとフィクションの境界を軽やかに越えるスタイルで独自の詩的映像世界を追求し続けているポルトガル出身の映画監督・ゴメス。最新作『GRAND TOUR(原題)』は、第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門監督賞を受賞した。
そんな最新作の公開を記念して、監督デビュー作の『自分に見合った顔』とその才能を世界に知らしめた『私たちの好きな八月』が『ミゲル・ゴメス アーリーワークス』として上映される。
『自分に見合った顔』は、30歳の誕生日を迎えた男性教師フランシスコの身に起きる奇想天外な出来事をミュージカルタッチで描いた第1部と、グリム童話『白雪姫』をモチーフにしたファンタジックな第2部という異色の2部構成で、ポルトガル映画界に新風を吹き込んだ。
ゴメスの長編第2作『私たちの好きな八月』は、音楽と祭りで賑わうポルトガルの山間地の小さな村の8月を舞台に、地元の人々とそこで映画撮影を行う撮影隊とのやりとりがドキュメンタリータッチで描かれていく。そこへいつしかフィクションが混ざりあい、自由な“映画の遊び心”が表現されている。
■公開情報
『ミゲル・ゴメス アーリーワークス』
8月、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて開催
『自分に見合った顔』
2004/ポルトガル/108分
©O Som e a Fúria | 2005
『私たちの好きな八月』
2008/ポルトガル・フランス合作/150分
©O SOM E A FÚRIA 2008
提供:JAIHO
配給:グッチーズ・フリースクール