桜井ユキが明かす“自分と向き合う時間”の大切さ 俳優の仕事は「生きる意味」

桜井ユキが考え始めるようになった“仕事スイッチ”の切り方

――先ほど、ドラマを観た方に「自分を甘やかしていいんだな」と思ってほしいというお話がありましたが、桜井さんは日々の生活の中で、自分を甘やかすこともあるのでしょうか?

桜井:甘やかします(笑)。でも撮影中や忙しい時期には、甘やかしすぎると大変なことになるので(笑)、体調面はしっかりと整えるようにしています。なので、「前後に仕事がない間の1日だけは、何を食べても、何時に寝ても、どんな生活をしてもOK!」とルールを決めています。それがあるだけで切り替えにもなるし、その日を楽しみに頑張ったりもできるので、あえて緩める日を作るようにしています。

――俳優を始めたばかりの頃には、きっとストイックに仕事仕事……となっていた時期もあるのかなと。

桜井:20代の頃はがむしゃらに突っ走っていて、常に“仕事モード”ということもありました。でも、シンプルに「持たないな」と思ったし、仕事スイッチをずっと入れっぱなしにしているのは、ただの自己満足だなと思うようになりました。自分が緊張していたり、集中していたりすると、やっぱり周りもそれを察知して気を遣ってくださるんですよね。自分の中でオンオフを切り替えることができてからのほうが、現場のみなさんとのコミュニケーションも円滑ですし、結果的にいい方向に転がっているように思います。気を抜く時間は本当に大切だなと、歳を重ねるごとに感じていますね。

――その中で、桜井さんにとって俳優というお仕事とは?

桜井:生きる意味です。私には「お芝居をしてなかったらどうなっていたかな」と心配になるような時期もあったので、そういう意味ではこの仕事に救われた部分もあります。私は「絶対」という言葉を信じていないので(笑)、“この先ずっと”ということではありませんが、24歳でこのお仕事を始めて、今もこうやって作品に出させてもらって、やっぱり自分の中で占めている割合がすごく大きいです。楽しくもありますし、自分の価値にもなっていると思うので、もう立派な生きがいですね。だから、多少嫌なことがあったり、壁にぶつかったりしても、ノーダメージだと思います。落ち込むことはあっても、「さあどうしよう」とすぐに前を向けるので、このお仕事に何の文句もありません(笑)。好きなことが仕事にできているだけで、本当にありがたいなと思っています。

■放送情報
ドラマ10『しあわせは食べて寝て待て』
NHK総合にて、4月1日(火)スタート 毎週火曜22:00~放送
出演:桜井ユキ、宮沢氷魚、加賀まりこ、福士誠治、田畑智子、中山雄斗、奥山葵、北乃きい、西山潤、土居志央梨、中山ひなの、朝加真由美
原作:水凪トリ『しあわせは食べて寝て待て』
脚本:桑原亮子、ねじめ彩木
音楽:中島ノブユキ
演出:中野亮平、田中健二、内田貴史
制作統括:小松昌代(NHK エンタープライズ)、渡邊悟(NHK)

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<応募締切>
4月15日(火)

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