笠置シヅ子の貴重なパフォーマンスも 『脱線情熱娘』などホームドラマチャンネルにて放送

 CSホームドラマチャンネルにて、「没後40年 笠置シヅ子特集」が3月・4月に放送される。

 3月30日に没後40年を迎える“ブギの女王”笠置シヅ子。NHK連続テレビ小説『ブギウギ』主人公のモデルとなり話題となった。

 今回放送される作品は『脱線情熱娘』『ぺ子ちゃんとデン助』『ザクザク娘』の3本。『ブギウギ』では「東京ブギウギ」をはじめ、「ラッパと娘」「買い物ブギー」などなど、ドラマ「ブギウギ」に登場した楽曲を笠置本人が披露。笠置のパワフルなパフォーマンスは映画でしか観られない“超貴重映像”となっている。

 『脱線情熱娘』は、“ブギの女王”として当時絶大な人気を博した笠置が、松竹大船の映画に初出演&初主演を果たし、持ち前の陽気な歌と踊りを存分に披露するミュージカルコメディ。笠置は、宝くじに当たって一躍成り金となったヒロインに扮して、持ち前の歌と踊りを披露。黒澤明監督の映画『酔いどれ天使』の中でも印象的だった「ジャングルブギ」や、ラストには代表曲「東京ブギウギ」も陽気に歌い踊っている。

 『ペ子ちゃんとデン助』は、笠置と大人気コメディアン堺駿二共演によるコメディ映画。横山隆一の人気漫画の映画化で、コメディエンヌとしての笠置の魅力が輝いている。劇中には、服部良一と組んだ大ヒット曲「買物ブギー」の貴重な歌唱シーンが登場。その他、横山隆一画のタイトルバックに流れる主題歌「ペ子ちゃんセレナーデ」(作詞・東美伊、藤浦洸)や、「ラッパと娘」、「ラッキー・サンデー」などを堪能できる。

 『ザクザク娘』は、笠置と服部が1950年に4カ月半のアメリカ公演ツアーに出かけ、その帰国後に制作された作品。「ロスアンゼルスの買物」(作詞・村雨まさを)などのノヴェルティ・ソングを楽しめるほか、エノケンとの舞台で歌った「コペカチータ」(作詞・村雨まさを)を大人気コメディアン堺駿二との共演で披露している。そして、クライマックスでは、服部がアメリカで出会った新しいジャズのスタイル「ビバップ」を取り入れた新曲「オールマン・リバップ」(作詞・村雨まさを)を堪能することができる。

■放送情報
「笠置シヅ子特集」
CSホームドラマチャンネルにて放送

『脱線情熱娘』
3月9日(日)18:45〜
4月5日(土)26:30〜
監督:大庭秀雄
脚本:新藤兼人、山本嘉次郎
音楽:服部良一
出演:笠置シヅ子、若原春江、原保美、三井弘次
1949年
©1949松竹株式会社

『ペ子ちゃんとデン助』
3月16日(日)17:15〜
4月12日(土)26:00〜
監督:瑞穂春海
原作:横山隆一
脚色:中山隆三
音楽:服部良一
出演:笠置シヅ子、堺駿二、高倉敏、日守新一、河村黎吉
1950年
©1950松竹株式会社

『ザクザク娘』
3月16日(日)18:45〜
4月26日(土)25:30〜
監督:大庭秀雄
脚本:池田忠雄、柳井隆雄、中山隆三、光畑碩郎
音楽:服部良一
出演:笠置シヅ子、若原雅夫、堺駿二、高杉妙子、服部富子、日守新一、河村黎吉
1951年
©1951松竹株式会社

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