『キミとアイドルプリキュア♪』キュアウインク登場! シリーズ構成・加藤陽一の手腕が光る

 TVアニメ『キミとアイドルプリキュア♪』(以下、『キミプリ』)第3話「勇気を出して♪キュアウインクデビュー!」では、2人目のプリキュア・キュアウインクが登場した。

 プリキュアに覚醒した咲良うただが、第3話ではキュアアイドルがマックランダーの攻撃で身動きを取れなくなってしまう。そんな窮地を救ったのがキュアウインクこと、蒼風ななだった。ななはうたのクラスメイトで、コンクール優勝の実績を持つピアノを弾くのが得意な女の子。第2話ではうたの発案で1年生歓迎会が合唱と決まり、ななはその伴奏に立候補した。

 だが、ななは先日のピアノコンクールでの失敗を引きずり、新1年生歓迎会の練習でもピアノ演奏でミスしてしまい、ひどく落ち込んでいた。そんなななを見かねたうたが一緒に弁当を食べていると、プリルンの存在がバレてしまい、自らキュアアイドルであることを明かしてしまうのだ。プリキュアであることを口外することは許されていない。が、ななもプリキュアであればそれは問題なしというわけだ。

 放課後に、うたの実家である喫茶グリッターにななを連れてくると、そこでうたの妹のはもりと一緒にピアノを演奏したことで、ピアノの楽しさを思い出し、はもりのために演奏することを心に誓う。一度失敗してしまうと誰しも次の一手を躊躇してしまうものだが、そこから勇気を出して一歩踏み込んでみることでひらけるものもある。失敗を恐れない勇気をななの例から教えてくれている。

 しかし、その翌朝にマックランダーが現れ、はもりを取り込んでしまう。うたはキュアアイドルへと変身して戦うが、マックランダーの攻撃で捕えられてしまった。はもりのために演奏することを誓ったななはプリキュアの力に覚醒して、キュアウインクとなりはもりを助けることを決意する。キュアウインクの必殺技は、キュアアイドルとは違ってコンサート会場でピアノを演奏して、キラッキランランを取り戻す演出に。それぞれの個性が表れた攻撃演出は見応えがある。

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