『ドラゴンボールDAIMA』ギニュー特戦隊を思わせる憲兵特戦隊が登場 悟空たちは第1魔界へ
『ドラゴンボールDAIMA』第14話「タブー」では、悟空たちがついに第1魔界へと乗り込む。だが、その方法は予想外のものだった。
第1話から第12話まではドラゴンボール集めに奔走する悟空たちの冒険がノンストップで描かれていたが、第13話ではストーリーの本筋からは逸れ、ひとときの休息回となった。しかし、第14話では再びドラゴンボール集めの旅が描かれた。
悟空たちが第1魔界と第2魔界をつなぐワープさまのもとへ向かっている最中、第1魔界ではゴマーが招集した5人の憲兵特戦隊が新たに登場する。構成メンバーは、特戦隊隊長・カデム、特戦隊NO.2・ダニマ、特戦隊NO.3・ヒリア、特戦隊NO.4・マシム、特戦隊NO.5・ガイモイ。名前をよく見てみると、「ムカデ」「マダニ」「ヒアリ」「マムシ」「イモガイ」と猛毒を持つ虫に由来している。
久しぶりの新キャラクターに予告段階から楽しみにしていたのだが、『ドラゴンボール』らしく5人全員がくせ者だ。特戦隊とあるように、原作やアニメシリーズにも登場したギニュー特戦隊のセルフオマージュとなっており、見た目は異なるものの個性の強さはどこか似ている。彼らが登場すると、X(旧Twitter)では「特戦隊」がトレンド入りを果たすなど、ファンからも大きな反響が寄せられていた。
ゴマーに招集された5人の登場シーンは強烈だった。壮大な音楽が流れたかと思ったら、それぞれが掛け声に合わせて登場し、ギニュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズのごとくポーズを決める。デゲスが彼らを呼んだ理由である悟空の存在を伝えてもなお、余裕をかます憲兵特戦隊だったが、悟空が魔人ブウとタマガミを倒したことを知ると不安な表情を浮かべる。しかし、ギニュー特戦隊同様侮ることなかれだ。ゴマーが信頼しているということは、相当な実力の持ち主であることだろう。
ワープさまに到着した悟空たちだが、ゴマーの命によりワープさまは停止しているため、これ以上先に進むことはできない。第1魔界に通じる洞窟は光のシールドで拒まれており、悟空が如意棒で突っついてみてもびくともしなかった。それどころか悟空はシールドによって感電させられてしまう。状況を理解したネバが「久しぶりに魔界の風通しをよくしてやろうと思ってな」と告げ、ナメック語で呪文を唱えると、瞬く間にシールドが溶解していく。その光景はオーロラのように美しく幻想的だ。