『潜入兄妹』最終回の結末は? 2代目九頭龍の正体・入間の行動を徹底考察
第9話のラストは、貴一が潜入捜査官だということが朱雀にバレて銃撃されたような描写で終わったが、おそらく撃たれたのは朱雀で、信濃に撃たれたか、逆に追ってきた信濃を撃ったのか。もしくは朱雀が愛してしまった貴一を庇って撃たれたのか。2代目にも「もういい」と信用を失った信濃だけに何をしでかすか分からない。予告映像で全速力で走っていた櫛田(フェルナンデス直行)が朱雀を撃ったとなったらまた話が変わってくる。もし櫛田が貴一の命を守る存在なら入間側の人間という見方ができる。実は渡良瀬が顔を変えて潜入していたという説がネット上で多く語られているが、ただ、同スタッフが制作した『占拠』シリーズでは匂わせのまま正体が明かされないパターンも多いのでその可能性も十分にある。ここで岩木の出番か?
最終回では鳳凰と青龍の過去が描かれるようだ。気になるのが、鳳凰が言う「戦わずして屈するのは善の善なる者なり。戦わずし相手を屈服させることが最も良い」という初代九頭龍の思想を受け継いでいるが、とにかく人を殴りたがっている攻撃的な青龍の思想とは合わない気がする。また以前に渡良瀬のメモには「どちらかというと横浜の東方近くで九頭龍の話を聞くことが多かった」と書いてあったことから、青龍は東を守る神なので、もし幻獣側で裏切るなら青龍という線もあることも頭に入れておきたい。今のままだと鳳凰も青龍も何もしないまま終わってしまう。
『占拠』シリーズはそれぞれの正体が発覚してから巨大な敵や世論に立ち向かう最終決戦となる話だったが、今作は展開を広げるほどの時間がなく、流石にもう『占拠』シリーズとの繋がりも期待できそうにない。最終回は終始九頭龍探しで、そこから芋づる式に謎が明かされエンディングを迎えるのか、それとも続きがあるのか? ただラストは、映画『トゥルーロマンス』ばりに幻獣、2代目九頭龍、警察の三つ巴の銃撃戦が繰り広げられ、どさくさくに紛れて誰かが閻魔帳を奪い3代目となる匂わせエンディングと予想。それがハコの誰かなのか、あるいは優貴という線もありえる。兄妹にとってどう転がっても最悪な結末には変わりないが、『占拠』シリーズの制作陣なだけにどんな匂わせで終わらせるのかに注目だ。
■放送情報
土ドラ10『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00〜22:54放送
出演:竜星涼、八木莉可子、徳井優、入山杏奈、長尾純子、呉城久美、伊藤あさひ、岡井みおん、半田周平、フェルナンデス直行、神尾佑、及川光博、藤ヶ谷太輔
チーフプロデューサー:道坂忠久
プロデューサー:尾上貴洋
演出:大谷太郎、西村了(AX-ON)、茂山佳則(AX-ON)
脚本:福田哲平
音楽:ゲイリー芦屋
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
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