山本舞香「一番強い味方ができた」 事務所移籍に結婚、朝ドラ初出演など怒涛の1年を振り返る

 12月11日、18日に中京テレビ・日本テレビ系で放送される堤幸彦監督ドラマ『令和の三英傑!』で主演を務める山本舞香。14年間所属してきた事務所からの移籍や、MY FIRST STORYのHiroとの結婚発表など、怒涛の年だった2024年を振り返りながら、『令和の三英傑!』の見どころを語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

熱望していた堤幸彦監督との再タッグ

ーー完成をした作品をご覧になっていかがでしたか?

山本舞香(以下、山本):「二夜だけなのがもったいない!」と思いました。堤(幸彦)監督ワールドが全開ですごく面白かったし、老若男女問わず楽しんでいただける作品になっていると思います。

ーー堤監督とご一緒するのは、2021年のドラマ『死神さん』(Hulu)以来ですよね。

山本:はい。堤監督の現場って、アドリブを増やされたりするので、演じている側からすればかなり過酷なんですよ。でも、完成した作品を観たときに、「こんな自分を引き出してくれるんだ」って感動するんです。女優・山本舞香をレベルアップさせてくれるというか。なので、『死神さん』のあとも、もう一度ご一緒したいと思いながら頑張ってきました。

ーーでは今回、夢が叶った形だったんですね。

山本:オファーが来ていると伝えられたとき、2回聞き返しましたもん。「えっ、堤さんが!? 本当に?」って。

ーー撮影期間はどれくらいだったんですか?

山本:名古屋で2週間、東京で1週間で、トータル1カ月くらいですかね。6月に撮影したんですけど、衣装が冬ものなのですごく暑かったです(笑)。

ーー作中では、名古屋弁をしゃべられていますよね。方言の練習もかなり過酷だったのでは?

山本:名古屋の方言はゆかりがなく、0からのスタートだったので、方言指導の先生に教えてもらいながら、めちゃくちゃ頑張りました。撮影が始まる直前まで、ずっと音源を聴いて頭のなかに叩き込んでいましたね。

ーー努力家ですね。

山本:だから、軽々しくネットで「方言できてないじゃん」とか言わないでほしいんですよ!(笑) 少しでも違和感があると、実際にその方言を使っている方にツッコまれるのが分かっているから、死ぬほど努力しています。 

ーー現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』では、神戸ことばにも挑戦されていますよね。

山本:神戸の方言は、名古屋弁よりも大変でした。名古屋弁は、語尾がちょっとなまるくらいなんです。でも、神戸ことばは関西弁ともまた違うし……。かなりつらかったです。

ーーいろんな土地の方言を使っていたら、頭がこんがらがりそうですよね。

山本:実は、『おむすび』のクランクインって、『令和の三英傑!』の撮影が終わった翌日とか2日後とかだったんです。

ーーそんなに短いスパンで!

山本:そうなんですよ。だから、本当に頭が追いつかなくて。なんなら、名古屋弁がちょっと出ちゃうみたいな。何が正解なのか、分からなくなってしまったこともありました。頭のなかが「ワー」ってなっていましたね。

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