SW作品とMCU作品の共通点と違いとは? 『スケルトン・クルー』ジョン・ワッツらが語る
12月4日よりディズニープラスにて初回2話が日米同時独占配信される『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』でショーランナーを務めるジョン・ワッツとクリストファー・フォードが、『スター・ウォーズ』作品とMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の“共通点”と“違い”を語った。
本作は、『スター・ウォーズ』の新たなドラマシリーズとなるスペースアドベンチャー。舞台は、ダース・ベイダー亡き帝国崩壊後の銀河。『マンダロリアン』や『スター・ウォーズ:アソーカ』と同じ、平和と正義の守護者“ジェダイ”がおとぎ話となった時代の物語だ。平和な星から広大で危険な銀河に迷いこみ、迷子になった“4人の少年少女たち”はフォースを操る“謎の男”と出会い、即席チーム「スケルトン・クルー」を結成し、故郷を目指す壮大な冒険に巻き込まれていく。
ショーランナーを務めたのは、トム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズで監督を務めたワッツと『スパイダーマン:ホーム・カミング』で脚本を手がけたフォード。2人は、『マンダロリアン』シリーズで製作総指揮を務め、『アイアンマン』でも監督を務めたジョン・ファヴローなどに続き、スター・ウォーズ作品とMCU作品を手がけるクリエイターとなった。そんなワッツは、「巨大な映画を作ると、技術的な観点から多くのことを学ぶことができます。巨大なプロダクションを切り盛りする方法を学べるんです。だから『スパイダーマン』で学んだことは全てこの作品を管理してスケジュール通り撮影する上で生かすことができました」と『スパイダーマン』シリーズでの経験が本作に還元されていることを明かす。
そして両作品の共通点について「二つの作品の共通点は、“作品の歴史”に頼っていては良いものを作ることはできないということです。“作品の歴史”は物語全体が良いものであれば、その中身をさらに価値あるものしてくれますが、ストーリーとキャラクターが良くないとそもそも意味がありません。MCU作品や『スター・ウォーズ』作品だからといって、自動的に良い作品になることはありえません」と語る。
さらにフォードは『スパイダーマン』と『スター・ウォーズ』作品の違いについて、「最大の違いは『スター・ウォーズ』の新作は常にオリジナルということです。これは『スパイダーマン』でピーター・パーカーというキャラクターを作りなおしたり、解釈し直すのとは対照的です」と語る。ワッツも「SW作品に登場するキャラクターはいくつかのキャラクターたちを除いたら、全て僕たちのオリジナルなんです。だからこそプレッシャーは大きいです」と両作品の明確な違いを明かしている。
『スパイダーマン』3部作でピーター・パーカーの成長と活躍を描いた2人が、『スター・ウォーズ』最新作で4人の少年少女たちの壮大な冒険をどのように描くのか。
■配信情報
『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』
ディズニープラスにて、12月4日(水)より初回2話日米同時独占配信開始
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