『ヴァラエティ』のワンシーンからスタート ベット・ゴードン特集上映の日本版予告公開
11月16日より渋谷シアター・イメージフォーラム、今冬に大阪シネ・ヌーヴォほかにて全国順次公開されるベット・ゴードンの特集上映企画『ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク』の日本版予告編が公開された。
ゴードンは、1970年代末から80年代にニューヨークのアンダーグラウンドで起こった音楽やアートのムーブメント「ノー・ウェイヴ」周辺で活動した映画作家。セクシュアリティ、欲望、権力をテーマに、現在も大胆な探求と創作を行っている。本企画では、ゴードンの初長編作品『ヴァラエティ』と、中編『エンプティ・スーツケース』、そして短編『エニバディズ・ウーマン』を一挙公開。すべての作品が国内劇場初公開となる。
公開された日本版予告編は、ゴードンの長編第1作『ヴァラエティ』のワンシーン、80年代初頭のタイムズスクエア前の風景から始まる。ポルノ映画館の受付で働く主人公がある男を追いかけ、自らの「欲望」に対峙する『ヴァラエティ』、都市を行き来する女性の孤独が際立つ、闘争的な実験中編『エンプティ・スーツケース』、そして短編『エニバディス・ウーマン』が、留守番電話の声、街の喧騒音とともに映し出されていく。
なお、本作の特別鑑賞券はシアター・イメージフォーラムで発売中。2枚同時購入するとポストカード1種、ステッカー2種をセットにした特製ステッカー&ポストカードセットがプレゼントされる。
■公開情報
『ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク』
11月16日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラム、今冬に大阪シネ・ヌーヴォほか全国順次公開
<上映作品>
『ヴァラエティ』
※日本劇場初公開、ゴードン監修によるオリジナルネガをもとにした2K修復版
出演:サンディ・マクロード、ウィル・パットン、リチャード・デヴィッドソン、ルイス・ガスマン、ナン・ゴールディン、クッキー・ミューラー
監督・原案:ベット・ゴードン
脚本:キャシー・アッカー
製作:ルネ・シャフランスキー
撮影:トム・ディチロ、ジョン・フォスター
編集:イラ・フォン・ハスペルク
音楽:ジョン・ルーリー
1983年/アメリカ/100分/原題:Variety
©1983 Variety Motion Pictures. All Rights Reseved. ©Kino Lorber,inc. All Rights Reseved.
『エンプティ・スーツケース』
※日本劇場初公開
出演:ローズマリー・ホックシールド、ロン・ヴォーター、ヴィヴィアン・ディック、ナン・ゴールディン、ヤニカ・ヨーダー、ジェイミー・マクブレイディ、ベット・ゴードン/声:リン・ティルマン、カリン・ケイ、アネット・ブレインデル、ドロシー・ザイドマン、マーク・ハイドリッヒ
監督:ベット・ゴードン
撮影補:デヴィッド・ワーナー
録音補:ヘレン・カプラン
脚本補:カリン・ケイ
1980年/アメリカ/52分/原題:Empty Suitcases
『エニバディズ・ウーマン』
※日本劇場初公開
監督:ベット・ゴードン
出演:ナンシー・レイリー、スポルディング・グレイ、マーク・ハイドリッヒ、トム・ライト
ナレーション:カリン・ケイ
1981年/アメリカ/24分/原題:Anybody's Woman
配給:プンクテ
公式サイト:punkte00.com/gordon-newyork/
公式X(旧Twitter):x.com/gordonnewyork