『となりのMr.パーフェクト』ひまわり畑で初キス! チョン・ヘインとご先祖様のコラボも

 Netflixで配信中の『となりのMr.パーフェクト』がついにロマンティックコメディの本領を発揮。本格的な恋愛モードに突入した。本作は、チョン・ヘインとチョン・ソミンを主演に迎えたロマンティックコメディとして、グローバルランキング(TVシリーズ)では2位とヒット中だ。本稿では、第11話、第12話を中心にご紹介したい。

 チョン・ヘイン演じる建築家のチェ・スンヒョと、チョン・ソミン演じるペ・ソンニュは隣同士に住む幼なじみだ。お互いの母親が友達で、幼い頃から互いの黒歴史も知る2人は、ソンニュの身に起きたことにより関係に変化が訪れる。

 スンヒョがソンニュに告白した返事の期限が近付く中、スンヒョはソンニュが海で感情を爆発させ号泣したのを見て、返事を急かすことができなくなっていた。ソンニュもまた、海で自分を抱きしめたスンヒョへの想いを、彼に告げることを躊躇していた。

 告白の期限が迫る中、スンヒョとソンニュのふたりは、それぞれスマホの画面を見つめたまま、互いに連絡をすることができずにいた。スンヒョは、告白の返事がなくても、ソンニュへの気持ちは変わらずにいたが、ソンニュはそんなスンヒョの気持ちを知らなかった。

 そんな中、スンヒョは母ヘスク(チャン・ヨンナム)から、家族で外食しようと誘われて嬉しい気持ちでレストランを予約する。レストランで食事をするスンヒョと、母ヘスク、父ギョンジョン(イ・スンジュン)だが、スンヒョはそこで両親から離婚することを告げられる。両親の離婚を知ったスンヒョは、ショックを受けてレストランを後にし、一人で酒を飲みに出かけて泥酔してしまう。

 夜遅く、ソンニュはスンヒョからの電話を取る。スンヒョは、ソンニュをスマホの短縮ダイヤル1に登録していたのだった。慌ててかけつけると、店には泥酔したスンヒョの姿が。ソンニュは、スンヒョを支えながらの帰路でスンヒョから両親の離婚話を聞かされる。スンヒョは、外交官として活躍する母ヘスクが、家を空けることで寂しい思いをずっと胸に秘めてきたのだった。スンヒョは、両親であるヘスクとギョンジョンの夫婦仲の悪さを心配し、幼き頃から、いつか両親が離婚してしまうのではないかとずっと心配をしていたのだ。家族そろって食事をするソンニュを羨ましいというスンヒョ。

 海でソンニュがスンヒョに自分の溜め込んだ思いを爆発させたように、今度はスンヒョが幼き頃から抱えてきた家庭不和の悲しみと寂しさを、ソンニュに吐露する。ソンニュは、スンヒョへ両親に自分の気持ちを伝えるように背中を押す。この場面でのスンヒョの悲しみと寂しさを演じるチョン・ヘインの演技に、思わずもらい泣きしてしまう。

 離婚を選択したスンヒョの両親は、ヘスクがアフリカへ赴任することになり、家から出て行く。しかし、警察から連絡が来て、ヘスクのスーツケースが空港に置いたまま、行方不明になったことが明らかに。スンヒョと、父ギョンジョンとソンニュは、ヘスクの状態を案じながら、必死で行方を捜す。その頃ヘスクは、寺に居て、自分がなぜこの場にいるのか、スーツケースはどうしたのか記憶を失くし、パニックに陥っていた。突然のヘスクの異変に、まさかここでヘスクが認知症!? と愕然とする。

 山の中を捜すスンヒョたちは、ヘスクの靴を見つけて、彼女を助け出す。スンヒョは、両親にこれまでの自分の思いを正直に伝え、ヘスクとギョンジョンは、互いに誤解し合っていたことがわかり、ふたりの気持ちが通じ合う。ヘスクとギョンジョンは離婚を回避し、失った時間を取り戻すかのようにラブラブな状態になる。病院に行ったヘスクは、ストレスからの短期記憶喪失だということがわかり、心配していたギョンジュンは、ヘスクと抱き合いホッとして涙を流す。スンヒョの両親は、ボタンの掛け違いから一転、夫婦の絆が深まる展開となり安堵した。

 両親のゴタゴタが収束し、いよいよスンヒョとソンニュが本格的な恋愛モードへと突入したのは、美しいひまわり畑でのことだった。スンヒョが、2週間の出張で江原道(カンウォンド)へ行くことになり、ソンニュは暇を持て余してしまう。ソンニュは、フランス語で書かれた料理本をスンヒョに訳してもらいながら、彼が訳した言葉の録音を聞きながら料理をしていた。スンヒョがいない間、録音を聞いていたソンニュは、スンヒョが突然フランス語で何かを録音していたことに気づく。ソンニュは、スンヒョのフランス語をアプリで訳してみると、そこにはスンヒョから「牛乳の消費期限は今日までだ。でも明日もあさっても俺の気持ちは腐らない」と愛の言葉が告げられていたのだった。その言葉を聞いたソンニュは、スンヒョのいる江原道(カンウォンド)へ車を走らせる。

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