『ヒロアカ』“ヴィラン”の実写化キャストを妄想してみた　トガヒミコ役にハマる俳優は？

　ヴィラン連合メンバーのほかにも、作中にはさまざまなヴィランが登場する。まず忘れてはならないのは、ステインだろう。

ステイン

　ステインは自分の正義観にそぐわないヒーローを“贋物”として処分していく凶悪犯罪者だが、その根っこにはゆるぎない信念があるため、一種のカリスマ性をまとっている。そんなダークヒーローの役に合いそうなのは、ドラマ『アカギ』シリーズ（BSスカパー！）の赤木しげる役やNetflixドラマ『幽☆遊☆白書』の飛影役などを演じてきた本郷奏多だ。素顔を見せないという意味では、映画『シン・仮面ライダー』では演じたK.Kオーグ役にも近いところがある。

ジェントル・クリミナル

　また、ジェントル・クリミナルはヒーローを目指していた過去をもつ自称・義賊のヴィラン。老紳士のようなダンディなルックスであり、ヒゲが似合うことが必須条件となるので、綾野剛がふさわしいように思われる。ジェントルは見た目からは想像できないほど実年齢が若い設定なので、そうした部分を加味しても違和感はないはず。

　なお、ジェントルにはラブラバという相方がいるものの、こちらは見た目がほぼ子どもなので、子役に演じてもらうのがよさそうだ。

オーバーホール

　そしてオーバーホールは、死穢八斎會を従える若頭であり、ペストマスクを着けた不気味なビジュアルが特徴的。イメージ的に合いそうなのは、ドラマ『ばらかもん』（フジテレビ系）の主人公・半田清舟役などで知られる杉野遥亮だ。すらっとした長身のシルエットも再現できるだろう。

レディ・ナガン

　最後は、元プロヒーローでヴィランの収容施設「タルタロス」に収監されていたレディ・ナガン。歴戦の猛者ならではの風格があり、スタイリッシュな美しさをもつキャラクターだが、モデルで俳優の菜々緒であればその魅力を十二分に再現してくれそうな気がする。

　『僕のヒーローアカデミア』に登場するヴィランは、いずれも魅力的なキャラクターばかりで、実写キャストを想像するだけでも楽しくなってくる。物語が完結した今だからこそ、今後のメディアミックスの可能性について想像を膨らませてみてはいかがだろうか。