『虎に翼』第15週「女房は山の神百石の位?」を振り返る 寅子と優未との間にできた溝

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第71話から第75話までの第15週「女房は山の神百石の位?」を振り返る。

 第71話では、アメリカでの裁判所視察団に参加した寅子(伊藤沙莉)が帰国。記者・竹中(高橋努)は寅子を取材するが、猪爪家に漂うなんとも言えない空気に気づいていた。寅子は竹もとで女性司法修習生たちとの対談するが、“自分語り”を続け変貌してしまっていた。

 第72話では、寅子は不貞行為を理由に夫から離婚の訴えを起こされた瞳(美山加恋)の調停を担当する。瞳は寅子が女性の味方だと思いこんでいたが、“平等”な対応をされ激怒する。さらに寅子には新潟地家裁三条支部への異動が命じられる。家に帰り花江(森田望智)と直明(三山凌輝)に相談するも、「何にも見えてない」と言われてしまう。

 第73話では、寅子は初めて家族との間に溝が出来ていることを自覚する。直明からの指摘や、ともに女性司法修習生たちの会話を聞いていた梅子(平岩紙)の言葉から、寅子はこれまでの自分の言動について思い返すことに。直明は寅子に何が間違っていたのかを指摘。寅子は優未が自分の前では決して見せない無邪気な笑顔をしているのを目にして、堪えきれず涙を流す。

 第74話では、寅子が家族会議を開く。直人(琉人)、直治(楠楓馬)、直明は今までの秘めていた思いをぶつける。寅子は「スンッ」とするようになってしまった娘・優未(竹澤咲子)に自分は変わるから新潟に一緒に付いてきてほしいと告げる。一方、寅子の新潟異動は桂場(松山ケンイチ)なりの優しさだったことが明らかになる。

 第75話では、多岐川(滝藤賢一)と汐見(平埜生成)らは、新潟へ旅立つ寅子のために壮行会を開く。汐見のはからいで香子(ハ・ヨンス)と話が出来た寅子は、よね、轟(戸塚純貴)、梅子(平岩紙)にも別れの挨拶をするために上野を訪れる。

朝ドラ『虎に翼』登場人物紹介&あらすじ

2024年度前期、NHK東京が製作を務める『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。…

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜~金曜8:00~8:15、(再放送)毎週月曜~金曜12:45~13:00
BSプレミアム:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜8:15~9:30
BS4K:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか

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