ケイリー・フレミング、ジョン・クラシンスキー×ライアン・レイノルズから受けた大きな影響

 『クワイエット・プレイス』のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を務めた『ブルー きみは大丈夫』は、母親を病気で亡くし心に傷を抱えた少女ビーと、“子供にしか見えない存在”ブルーが大冒険を繰り広げる物語。主人公ビーを演じたのは、『ウォーキング・デッド』をはじめ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『ロキ』などビッグタイトルに出演してきたケイリー・フレミングだ。プロモーションのために初来日を果たしたフレミングに、映画について語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りグッズプレゼント企画あり】

ビー役に決まったときは「踊って喜んだ」

ーーアメリカをはじめ世界各国でも続々公開を迎えていますが、完成した作品には満足していますか?

ケイリー・フレミング(以下、フレミング):大満足です! 撮影中はどうやって映画になるのかが全く想像できなかったのですが、ロンドンで母親とエージェントと一緒に初めて観たときに、本当に映画になっていたことに驚きました。そのあとロンドンプレミアで観客のみなさんと一緒に観たのですが、感動のあまり泣いてしまいました。

ーーロンドン、ニューヨークに続き、日本でもプレミアの開催が実現しました。

フレミング:東京でプレミアをやる話は、ちょうどダンスのレッスンを受けているときに聞いたんです。エージェントから「東京に行きたい?」という連絡が来て、すぐに大文字で「YES」とビックリマークを1万個くらいつけて返しました(笑)。本当に最高の経験です。

ーー実際に日本に来てみていかがですか?

フレミング:日本に関してはいい印象ばかり聞いていたので、それだけでワクワクしていました。実際に来てみて思ったのは、本当に美しい場所だということ。それと、日本の方が本当に素敵な人ばかりだということ。ナイスレベルが1000くらいありますね(笑)。ご飯も美味しいし、自然もあるし、本当に素晴らしいです!

ケイリー・フレミング

ーービーの役はオーディションで掴んだそうですね。

フレミング:Zoomでオーディションもやりましたし、ジョン(・クラシンスキー)とライアン(・レイノルズ)を相手に対面でオーディションをやったりもしました。実際にビー役に決まったときは踊って喜びました。撮影が始まる前も緊張感よりもワクワク感のほうが大きかったです。

ーー生身の人間ではない“ブルー”を相手にお芝居をするのは難しかったのでは?

フレミング:映画ではスティーヴ・カレルが声を当ててくれていますが、現場ではエリックという俳優が、バックパックを背負ったり、大きな目のついた頭を乗せたり、いろんな格好をしながらブルーを演じてくれていました。大きさを合わせるためにバケツの上に乗ったり、ニューヨークの街中での撮影は、横のサイズ感がわかるようにフラフープをつけたりもしていましたね。他の作品ではないような、とても貴重で面白い撮影でした。

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