『鬼滅の刃』の“柱”を実写化するなら? キャスティング候補を勝手に妄想してみた

『鬼滅の刃』の“柱”を実写化するなら?

 アニメ化にゲーム化、舞台化など、『鬼滅の刃』のメディアミックスに関する勢いはいまだとどまることを知らない。このままいけば、実写ドラマ化、実写映画化といった可能性も決してゼロではないように思われる。

 そこで今回は、「もし『鬼滅の刃』が実写化されたら……」という仮定のもと、俳優陣のキャスティングについて妄想。現在放送中の「柱稽古編」にちなんで、“柱”たちの配役に想像を膨らませてみたい。

水柱・冨岡義勇

 まず取り上げたいのは水柱・冨岡義勇。いつも無愛想で言葉足らず、だけど内面では熱く燃える情熱を秘めている……。そんなクールな二枚目にふさわしい俳優としては、吉沢亮もしくはSnow Manの目黒蓮の名前を挙げたいところだ。

 吉沢は映画『銀魂』の沖田総悟役などを演じ、無愛想なイケメンキャラが「ハマリ役」と評判を呼んできた。その一方で目黒も、2023年公開の映画『わたしの幸せな結婚』で心を閉ざしたエリート軍人の役柄を熱演し、高く評価されている。どちらも義勇のイメージにはぴったりではないだろうか。

 とはいえ義勇は、「柱稽古編」で繊細な内面性が描き出されたことで、イメージが若干変化しつつある。どことなく“守りたくなる雰囲気”を醸し出しているという意味では、『東京リベンジャーズ』シリーズのドラケン役などで知られる山田裕貴も適役かもしれない。

霞柱・時透無一郎

 
 続いては霞柱・時透無一郎。柱で最年少の14歳、少女のような見た目ながら壮絶な剣技を放つ天才剣士だ。当初は冷酷な言動が目立ったが、記憶を取り戻した後は年相応の笑顔を見せるようになるため、実写化の際には演技力も試されるだろう。

 そうした条件を踏まえると、映画『約束のネバーランド』のノーマン役で活躍した板垣李光人はまさに適役と言えそうだ。また、中性的なイメージから連想するなら、『紅さすライフ』(日本テレビ)や『夢中さ、きみに。』(MBS)などに出演してきたなにわ男子の大西流星も捨てがたい。

蛇柱・伊黒小芭内&風柱・不死川実弥

 
 蛇柱・伊黒小芭内は、時透と同じく小柄な体躯だが、繊細ではなく野性味が強いキャラクター。そのミステリアスな雰囲気を表現できる役者としては、本郷奏多が適役かもしれない。Netflixシリーズの『幽☆遊☆白書』では飛影役を好演していたが、刺々しくも実はピュアな内面を隠しているところは伊黒と共通しているので、ハマリ役になるのではないだろうか。

 難しいのは、鬼殺隊でもっとも尖った性格をしている風柱・不死川実弥の配役だ。その言動は獰猛かつ荒々しく、鬼だけでなく同じ隊士に対しても厳しい態度をとり、戦闘中には笑顔で剣をふるう猟奇的なイメージもある。

 強烈な個性を表現できる役者として思い浮かぶのは、柳楽優弥。映画『ディストラクション・ベイビーズ』やディズニープラスで配信された『ガンニバル』などで暴力性を帯びた役柄の才能を開花させており、これ以上ない適役のような気がしてくる。

 また『孤狼の血』シリーズにて、裏社会で立ち回る刑事の役柄を演じていた松坂桃李も、暴力性の表現に長けていることは間違いない。実弥は179cmと柱のなかでも長身のキャラなので、180cm超えの松坂は体格的にも合っていそうだ。

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