江口のりこ、古川琴音ら出演 橋口亮輔監督9年ぶりの劇場公開作『お母さんが一緒』7月公開

 橋口亮輔監督の新作映画『お母さんが一緒』が、7月12日より新宿ピカデリーほか全国にて劇場公開されることが決定。あわせて予告編と本ポスタービジュアルが公開された。

 本作は、CS「ホームドラマチャンネル」(松竹ブロードキャスティング)の開局25周年ドラマとして制作された同名オリジナルドラマシリーズを再編集し、映画化した人間ドラマ。ペヤンヌマキの同名舞台を原作に、『ぐるりのこと。』『恋人たち』などの橋口が脚本・監督を務めた。

 親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな2人を冷めた目で観察する三女・清美。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いをブラックユーモア満載に罵倒する修羅場へと発展。そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロが現れ、物語は思わぬ方向へ――。

 長女・弥生を江口のりこ、次女・愛美を内田慈、三女・清美を古川琴音、その彼氏・タカヒロをネルソンズの青山フォール勝ちがそれぞれ演じた。

映画『お母さんが一緒』予告

 予告編では、母親を温泉に連れてきた長女・弥生(江口のりこ)、次女・愛美(内田慈)、三女・清美(古川琴音)の三姉妹が、一番身近な他人だからこそ湧いて出てくる不満や苛立ちに向き合う様子が映し出されている。

 ポスタービジュアルでは、旅館の浴衣を着た三姉妹と、清美の肩に手を置くタカヒロ(青山フォール勝ち)の姿が切り取られている。

コメント

橋口亮輔(監督)

江口のりこさんはじめ、内田慈さん、古川琴音さん、青山(フォール勝ち)くんと、人気、実力ともに申し分のない出演陣を得て、僕も気合いを入れ直して現場にのぞみました。たまらなく可笑しくて、少し痛がゆい、そんな人間たちの物語をぜひお楽しみください。

江口のりこ(弥生役)

橋口さんの撮ったドラマが劇場版になりました。やっぱり映画にしなきゃ!というのは、誰もが思ったことだと思います。是非映画館でご覧になって下さい。

内田慈(愛美役)

2015年に出演したペヤンヌさんの舞台作品を橋口さんが映像作品にする。しかも当時と同じ次女・愛美という役で。しかも江口のりこさんと古川琴音ちゃんとの三姉妹」というオファーをいただいた時は色んなびっくりと嬉しさでご褒美みたいだなと感じました。舞台版と映像版どちらにも出演する唯一の俳優部として何ができるかなぁと考えながら取り組んだ時間は、楽しく且つ挑戦の日々でした。登場人物たちのそれぞれの言い分は置いといて(笑)、「なんかこの感情知ってるな」と見つけることで浄化されたり、または蓋をしていたモヤモヤと改めて向き合う時間になったり……。観てくださる方にとって、笑いながらそんな機会になる作品であったらいいな……。

古川琴音(清美役)

あの三姉妹を、大きなスクリーンで、より多くのお客さんに観ていただけることがとても嬉しいです。いびつで愛おしい家族の姿を、橋口監督、スタッフのみなさん、江口さんと内田さん、そして青山さんと、たくさん笑いながら作りました。公開をお楽しみにお待ちください。

青山フォール勝ち(タカヒロ役)

橋口監督のドラマに出演したことが夢のような出来事だったのに、映画化なんて夢のまた夢です。面白い作品になってますので全国の映画館でたくさんの方々に現実かどうか確認していただきたいです。

■公開情報
『お母さんが一緒』
7月12日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
出演:江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)
監督・脚色:橋口亮輔
原作・脚本:ペヤンヌマキ
配給:クロックワークス
製作:松竹ブロードキャスティング
106分/映倫:G
©2024 松竹ブロードキャスティング
公式サイト:www.okaasan-movie.com
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