『猿の惑星/キングダム』日本版声優に松岡禎丞、小松未可子、楠見尚己らが決定
5月10日に公開される映画『猿の惑星/キングダム』の日本版声優として、松岡禎丞、小松未可子、楠見尚己、浦和希、白石晴香、多田野曜平、佐藤しのぶの出演が発表された。
『メイズ・ランナー』シリーズを手がけ、『ゼルダの伝説』実写映画の監督にも抜擢されたウェス・ボールが監督を務め、『アバター』シリーズを手がけたVFXスタジオ「WETA」がタッグを組んだ本作は、『猿の惑星』シリーズの完全新作。これまで、作品のテーマとして“共存”と“対立”が様々な形で描かれてきたが、完全新作となる本作では、“猿”と“人間”の共存をかけ、“猿&人間”VS“猿の独裁者”の新たなる衝突がで描かれる。
舞台は、今から300年後の世界。ウィルスが猛威をふるい激変した地球で、大都会だった人間の世界は荒廃し、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こり、高い知能と言語を得た猿たちが文明的なコミュニティを持った巨大な帝国<キングダム>を築こうとしていた。一方で人類は退化し、文化も、技術も、社会性も失い、まるで野生動物のような存在となっていたーー。
先日、冷酷な独裁者プロキシマス・シーザー役の日本版声優を竹内力が務めることが発表されたが、今回新たな“猿惑伝説”を担う日本版声優として、松岡、小松、楠見、浦和、白石、多田野、佐藤の7名の出演が明らかに。
<キングダム>のリーダー、プロキシマスによって村と家族を奪われた主人公の若き猿ノアの声優を務めるのは、『鬼滅の刃』嘴平伊之助役をはじめ『呪術廻戦』究極メカ丸役、『東京リベンジャーズ』三ツ谷隆役などで知られる松岡。松岡は「オーディションの時から、『これどうやって演じたらいいんだろう?』と常に不安だったのですが、現場に行って常に支えてもらいながら精一杯僕なりに演じさせていただきました」とアフレコを振り返った。自身が演じたノアについては「気弱な部分もあるのですが皆を思いやれる猿、ちゃんとした意思を持った青年です。心が痛くなるほどに。本当に猿と人間とは何なのか?というモノを感じさせていただける作品になっていて、様々な情景描写やほんの些細なことですら心にしみます…」と物語に込められた深いメッセージと共に魅力を力説。
そんなノアがプロキシマスに奪われた仲間と家族を救うための旅をする中で出会う“人間”の女性ノヴァの声を務めるのは、『呪術廻戦』禪院真希役や『スター☆トゥインクルプリキュア』キュアセレーネ役などの小松。完全に逆転した人間と猿の関係性を覆すほどのある秘密を抱えるノヴァ役について、小松は「人類が退化し、野生のもとで生活する中でノヴァは賢いとされる女の子。その為、猿に狙われてしまいます。常に冷静沈着で、何かに訴えかける瞳の印象がとても強いです。彼女に隠された秘密とは一体何なのか…! この物語のキーポイントになるのでぜひ楽しんでいただきたいです」とコメントを寄せた。
ノアとノヴァと共に旅をしながら、かつて人間には優れた技術があったこと、人間と猿が共存する時代があったことをノアに教える物知りなオランウータン・ラカの声優を務めるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役などで知られる楠見。楠見は「壮大な世界観、重厚なストーリーはサルことながら、なんといっても、猿達のリアルな動き、微妙で、複雑な表情の緻密さに驚かされました」と本作のタイトルにかけたコメントで本作の世界観への驚きを語りつつ、ラカについて「私の演じた『ラカ』は賢人であり知識人…否…賢猿であり知識猿です。オランウータンの大きな体、大きな顔、大きく開く口、その表情に声を当てていくのは楽しくもあり、難しくもあったところです」とやりがいのある役どころであったと告白した。
そのほか、ノアの友達である猿・アナヤ役に『ブルーロック』の浦、同じくノアの友達スーナ役に『ウマ娘 プリティーダービー』の白石、ノアの父・コロ役に『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』など数々の作品で吹き替えを担当する多田野、ノアの母・ダー役に『ハリー・ポッター』シリーズなどで吹き替えを務める佐藤がキャストに名を連ねた。
コメント
松岡禎丞(ノア役)
この度、猿の惑星の最新作でお世話になります松岡禎丞です! オーディションの時から、「これどうやって演じたらいいんだろう?」と常に不安だったのですが、現場に行って常に支えてもらいながら精一杯僕なりに演じさせていただきました。役どころといたしましてはネタバレ回避のためにふわっとさせますが、ナイアガラの滝の上から落ちて、ナイアガラの滝を滝登りする作品となっております。きっとこれで伝わるのではないかなと…、すこーし補足しますと、気弱な部分もあるのですが皆を思いやれる猿、ちゃんとした意思を持った青年です。心が痛くなるほどに。本当に猿と人間とは何なのか?というモノを感じさせていただける作品になっていて、様々な情景描写やほんの些細なことですら心にしみます…。楽しく見ていただけたらなと思います。精一杯頑張りました、よろしくお願いいたします。
小松未可子(ノヴァ役)
新たな猿の惑星の物語。人類が退化し、野生のもとで生活する中でノヴァは賢いとされる女の子。その為、猿に狙われてしまいます。常に冷静沈着で、何かに訴えかける瞳の印象がとても強いです。彼女に隠された秘密とは一体何なのか…! この物語のキーポイントになるのでぜひ楽しんでいただきたいです。進化した猿と退化した人間。そして世界の支配を企むもの。果たして共存の未来はあるのでしょうか…? 垣根を越えた三者三様の視点でぜひご覧ください!
楠見尚己(ラカ役)
家族を奪われた猿「ノア」と、秘密を握る人間「ノヴァ」と一緒に旅をするオランウータンの「ラカ」を演じさせていただきました。楠見尚己です。壮大な世界観、重厚なストーリーはサルことながら、なんといっても、猿達のリアルな動き、微妙で、複雑な表情の緻密さに驚かされました。AIはここまで進歩しているのですね。私の演じた「ラカ」は賢人であり知識人…否…賢猿であり知識猿です。オランウータンの大きな体、大きな顔、大きく開く口、その表情に声を当てていくのは楽しくもあり、難しくもあったところです。さて、猿が支配する世界で、猿と人類との共存はできるのか?たっぷりとお楽しみ下さい。
■公開情報
『猿の惑星/キングダム』
5月10日(金)全国ロードショー
監督:ウェス・ボール
出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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