『岸辺露伴』監督が高橋一生の身体能力を称賛 完全再現の“トニオ”の飛び入り参加も

『岸辺露伴』監督が高橋一生の身体能力を称賛

 今回の「密漁海岸」は、『ジョジョ』の第4部でトニオが初登場する「イタリア料理を食べに行こう」と「密漁海岸」を前後編として繋ぎ合わせた構成となっている。そのような構成にした理由を渡辺は、原作の「密漁海岸」はすでに読者がトニオの体の悪いところを改善させる能力がどのようなものか知っている前提のため、初めて今回のエピソードに触れる視聴者に向けてしっかりトニオの能力を紹介してからの方が、「密漁海岸」がより際立つのではないかと考えたという。

飯豊まりえ

 その前編のエピソードでは、京香が大活躍。露伴邸の近くにオープンしたイタリアンレストランに訪れ、トニオの料理を食べることによって、寝不足と虫歯が一気に治っていく。原作でいう虹村億泰に限りなく近いポジションにおり、大量の涙を流す描写もCGなしで再現。「食事で体に変化が起きていくんですけど、かなりトリッキーな動きでしたね。涙が出るところは最初は本当に泣かなきゃいけないのかなって覚悟してたんですけど、さすがにそんな量は(笑)。特殊メイクという形で水を受けていたんですけど、本当に溺れてしまうかと思うぐらいでした」と振り返った。

Alfredo Chiarenza

 会場にはトニオを演じたAlfredo Chiarenza(以下、アルフレッド)も姿を見せ、「トニオのキャラクターは特に漫画の中で人気なので、ちょっとプレッシャーを感じました。この放送を観て気に入ってくれていたら嬉しいです」と挨拶。前後編にわたって共演シーンの多かった高橋は、「現場でお会いした瞬間、トニオだと思いましたからね。説得力のある形で現場にいて、日本語も完全にこなしてくださっていましたし、しっかりと芝居を受けてくださいました」と話し、トニオが今回のエピソードでの「主役」だと紹介する。フォトセッションでは高橋が飯豊、渡辺との集合写真にアルフレッドを招く一幕もあった。

ヘブンズ・ドアーを決める高橋一生

■放送情報
『岸辺露伴は動かない』第9話「密漁海岸」
NHK総合にて、5月10日(金)22:00〜23:00放送
NHK BSP4Kにて、5月5日(日)13:00~14:00 ※先行放送
出演:高橋一生、飯豊まりえ、蓮佛美沙子、Alfredo Chiarenzaほか
原作:荒木飛呂彦
脚本:渡辺一貴
脚本協力:小林靖子
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
演出:渡辺一貴
制作・著作:NHK、NHK エンタープライズ、ピクス

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