味方良介、『心はロンリー』に刑事役で出演 明石家さんまとの共演に「震え上がりました」
明石家さんまが主演を務めるスペシャルドラマ『心はロンリー 気持ちは「・・・」 FINAL』に味方良介が出演することが発表された。
『心はロンリー 気持ちは「・・・」』の第1作が放送されたのは、1984年12月17日。お笑い芸人としてのみならず、当時から俳優としても活躍していたさんまが、三宅恵介をはじめとする『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の制作スタッフ、後に『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)や『教場』シリーズ(フジテレビ系)などの脚本を手がける君塚良一とタッグを組んで作り上げたコメディードラマだ。シリアスなドラマの中にたくさんのナンセンスギャグを散りばめた遊び心満載の本作は、お笑いファンを中心に多くの視聴者の間で評判を呼び、その後シリーズ化。2003年8月29日放送の『心はロンリー 気持ちは「・・・」XI』まで、11本が制作されるヒットシリーズとなった。
前作から21年ぶりに放送される第12作『心はロンリー 気持ちは「・・・」 FINAL』は、そのタイトルからも明らかなように、シリーズを締めくくる完結編。スタッフには、総合演出・三宅恵介、脚本・君塚良一のシリーズを支えてきた2人が登板するほか、「ギャグ考案」として、放送作家の大岩賞介と藤沢めぐみ、そして、これまで通りさんま自らが「杉本高文」の名義で脚本作りに参加する。また、ヒロイン役の川口春奈のほか、吉田羊、松本薫、高田純次、でんでん、菅原大吉、入江甚儀、中尾明慶、村松利史、生越千晴、青山隼らがキャストに名を連ねている。
明石家さんまと初共演、川口とは3年ぶり共演となる味方が演じるのは、轟木の部下の刑事・腰越郁也。轟木と同じ犬顔警察署刑事課2係に所属する郁也は、コミュニケーション能力や観察力に優れ、署内でも一目置かれている若手刑事だ。端正な外見と物腰柔らかな人柄でモテるが、仕事一筋の生真面目さがあだとなり、いつも恋人に愛想を尽かされ振られてしまう。ある日、犯人逮捕のため、和来が働くカフェに張り込むが、任務に集中するあまり、失礼な態度を取って和来を怒らせてしまう郁也。後日、謝罪のためにカフェを再訪したことをきっかけに、轟木の娘とは露知らず、和来と親交を深めていくことに……。家族よりも事件優先、昔かたぎの刑事・轟木と、刑事の父親に対して愛憎相半ばする複雑な感情を抱き続ける和来、そんな親子をつなぐ重要な存在という役どころになっている。
2011年、ミュージカルコンサート『恋するブロードウェイ♪』でデビューした味方は、舞台『熱海殺人事件 NEW GENERATION』(2017年)で、過去に風間杜夫、錦織一清、阿部寛らが演じてきた主人公・木村伝兵衛を史上最年少で演じ、2022年までに5回の公演で同役を務めた。以降、数多くの舞台やミュージカル作品に出演する一方、2020年には『教場』(フジテレビ系)でテレビドラマ初出演を果たし、その後も、『妖怪シェアハウス』(2020年/テレビ朝日系)、『初恋の悪魔』(2022年/日本テレビ系)、『罠の戦争』(2023年/カンテレ・フジテレビ系)、『大奥』(2024年/フジテレビ系)といった話題作に立て続けに出演。そして、4月12日よりスタートするフジテレビ春の新ドラマ『イップス』にも出演が決定している。
あわせて、味方からはコメントも到着。初共演となる明石家さんまの印象については「生まれた時からテレビ画面の中で爆笑をかっさらっている“お笑い怪獣”と共演できる恐怖とうれしさで、久しぶりに震え上がりました」と喜びのコメントを寄せている。
味方良介(腰越郁也役)・コメント
オファーを受けたときの率直な心境
作品を拝見したことがなかったので、過去作品を観て、独特な世界観に面食らいましたが、あの“明石家さんま”が作る世界なら、間違いなく面白いし、楽しいだろうと不安より期待が勝りました。
しかも、さんまさんとバラエティーではなく、ドラマ作品で初めてご一緒するというのも貴重な経験なので、現場でお会いできる日が楽しみでした。
腰越郁也を演じるにあたり意識したこと
台本を読んだ時は読解が難しかったので、特にこれといった意識はなかったのですが、現場に入ってから、監督の求める演出や役、シーンの雰囲気、さんまさんの作り出す笑いを徐々に理解しながら、“腰越郁也”という人物が形成されました。
初共演の明石家さんまの印象
生まれた時からテレビ画面の中で爆笑をかっさらっている“お笑い怪獣”と共演できる恐怖とうれしさで、久しぶりに震え上がりました。元々バラエティーを見るのは好きで、『さんまのお笑い向上委員会』を毎週楽しく拝見していて、芸人さんへのリスペクトがあり、その中でも、場を掌握するさんまさんへの尊敬は計り知れません。故に、さんまさんとの初共演がドラマで良かったと安心しているところもありました。撮影初日に、結婚のお祝いで大きな花束を持ってきてくださり、まるで初対面とは思えない空気感での会話に、良い意味で戸惑いましたが、そのおかげで気負うことなく作品に入り込むことができました。
カメラが回っていないところでも笑いを生み、奇跡を起こす、さんまさんは本当に“お笑い怪獣”でした。
約3年ぶりとなる川口春奈との共演について
3年ぶりとは思えないほど、あっさり共演がスタートしました。個人的に心地良い距離感にいてくれる川口さんと、むず痒(がゆ)いシーンを作り上げるのに勝手に苦労しました。初共演した作品は、重厚感の塊のような作品でしたので、今作で全く別の世界線に立てるのは楽しかったです。
収録の際に大変だったこと・戸惑ったこと
お芝居とお笑いの要素が絶妙に絡み合っていて、台本を読んだ限りでは、どう作り上げられるのか未知でした。現場でも、日常会話シーンのあちらこちらにお笑いが潜んでいて、リアクションを取らずに話を進めなくてはならず、序盤は戸惑いしかありませんでしたが、撮り進めるうちにすんなり状況を理解して、一つ一つを終えていく自分の成長にも驚きました。
視聴者の皆様へのメッセージ
2003年以来21年ぶりの最新作ということで、過去のシリーズをご覧になっている方はもちろん、今回初めて見るという方も楽しめる作品になっているはずです。登場人物だけでなく、身につけているもの、置かれているもの、全てにお笑いの要素が含まれていると言っても過言ではありません!お見逃しなく!もちろんお笑いだけではなく、家族愛もこの作品の大事なテーマになっているので、そのストーリーも見逃さないでいただけたらうれしいです。
■放送情報
フジテレビ開局65周年企画『心はロンリー 気持ちは「・・・」 FINAL』
フジテレビ系にて、4月27日(土)21:00~23:40放送
出演:明石家さんま、川口春奈、吉田羊、味方良介、松本薫、高田純次、でんでん、菅原大吉、入江甚儀、中尾明慶、村松利史、生越千晴、青山隼ほか
ワンシーン出演者:磯野貴理子、一ノ瀬ワタル、岩井ジョニ男(イワイガワ)、川端健嗣(フジテレビ)、キンタロー。、次長課長(井上聡、河本準一)、ジミー大西、ジョニー志村、せいや(霜降り明星)、関根勤、中垣みな、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、堀口文宏(あさりど)、後藤藍、マギー審司、みかん、Mr.シャチホコ、三宅デタガリ恵介、八木亜希子、山口もえ、礼二(中川家)他
脚本:君塚良一
ギャグ考案:大岩賞介、藤沢めぐみ、杉本高文
チーフプロデューサー:渡辺俊介
プロデュース:竹岡直弘、高橋味楓、野田悠介
総合演出:三宅恵介
制作・著作:フジテレビ
©︎フジテレビ