『大奥』小芝風花と亀梨和也の距離が少しだけ近づく 倫子に心を動かされつつある家治

 自分さえよければいいという風潮は大奥内にもはびこっていた。そんな中で、倫子は「もしかしたら私らだけやあらへんのかもしれんな。息の詰まる思いをしているのは」と自分に嫌がらせをしてくる者たちの苦しみにも思いを馳せる。

 倫子とお品が一つひとつ丁寧に作り上げた色とりどりの懐紙入れ。そこにも、「ここにいる者らが誰かを蔑む笑いやなくて、心から笑える場所になったらええのにな」という倫子の願いが込められていた。少しでも大奥を住みやすい場所に変えていきたい。倫子の強さは誰かを負かすためのものではなく、生かすためにある。

 一度は無残に切り裂かれるも再び縫い繕い、倫子は全ての懐紙入れをタイムリミットまでに仕上げた。その中から、トンボの懐紙入れを手に取った家治。その夜、倫子のもとに家治の“御渡り”があり、倫子は家治から懐紙入れの心付けとして懐中時計を渡される。家治の不器用な優しさにようやく気づき始めた倫子。一方の家治も、幼い頃に祖父・吉宗(伊武雅刀)から最も大事なものとして教わった心根の美しさを持つ倫子に心を動かされつつある。

 だが、その裏では田沼と松島が自分たちの息のかかった側室を家治にあてがおうとしていた。果たして、誰が家治の側室となるのか。現段階で有力なのはお知保だろう。女中の中でも人一倍、忠義心が強く、家治が踏まぬようにさっと廊下のゴミを避ける機転の早さも持ち合わせている。そんなお知保と倫子のバトルにも注目したいところだ

■放送情報
木曜劇場『大奥』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:小芝風花、亀梨和也、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太、栗山千明、安田顕ほか
脚本:大北はるか
企画:安永英樹
プロデュース:和佐野健一、清家優輝、出井龍之介、庄島智之
演出:兼﨑涼介、林徹、二宮崇、柏木宏紀
音楽:桶狭間ありさ
制作協力:ファインエンターテインメント
制作著作:フジテレビジョン、東映
©︎フジテレビ
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