第96回アカデミー賞国際長編映画賞中国代表 『流転の地球 -太陽系脱出計画-』3月22日公開

 リウ・ツーシンによる同名短編小説を映画化した『流浪地球2(原題)』(英題:The Wandering Earth II)が、『流転の地球 -太陽系脱出計画-』の邦題で3月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開されることが決定した。

 本国でシリーズ累計2千万部を超えるベストセラーとなり、SF界のノーベル文学賞と呼ばれるヒューゴー賞をアジア人として初受賞、そして今年の春にはNetflixドラマシリーズの配信も決定しているSF小説『三体』の原作者ツーシンによる同名短編小説を基に、ウー・ジン、アンディ・ラウ、リー・シュエチェンらを結集させ、映画化した中国SF超大作。製作費には、3.2億元(約65億円)が費やされている。

 中国本土では公開後初登場第1位に輝き、興収40億2900万元(約815億円)を突破。さらには、歴代興行収入ベスト10入りを果たすメガヒットを記録している。また、北米でも大ヒットしており、世界興収は約6億米ドル。第96回アカデミー賞国際長編映画賞中国代表作品にも選出され、すでにシリーズ3作目の製作も決定するなど、社会現象となっている。

 そう遠くない未来に起こりえる太陽系消滅に備え、地球連合政府による1万基に及ぶロケットエンジンを使って、地球を太陽系から離脱させる巨大プロジェクト「移山計画」が始動。人類存亡の危機を目前に、各国の思惑や、内紛、争いが相次ぐ中、自らの危険を顧みず立ち向かった人々がいた。亡き妻への想いを胸に、宇宙へと旅立つ飛行士・リウ(ウー・ジン)、禁断のデジタル技術によって、事故死した娘を蘇らせようとする量子科学研究者・トゥー(アンディ・ラウ)、そして大きな決断を迫られる連合政府の中国代表・ジョウ(リー・シュエチェン)。多くの犠牲を払いながら、地球と人類の存亡、そして希望を懸けた最終作戦が始まるーー。

 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、地球を太陽系から離脱させるという巨大プロジェクトに命がけで挑んだリウ(ウー・ジン)やトゥー(アンディ・ラウ)らの表情が切り取られている。

■公開情報
『流転の地球 -太陽系脱出計画-』
監督:グオ・ファン
製作・原作:リウ・ツーシン
出演:ウー・ジン、アンディ・ラウ、リー・シュエチェン、シャー・イー、ニン・リー、ワン・ジー、シュ・ヤンマンツー
配給:ツイン
2023年/中国/中国語・英語/173 分/カラー/ビスタシネスコ/5.1ch/DCP/原題:流浪地球2/英題:The Wandering Earth II/ 字幕翻訳:神部明世/字幕監修:大森望
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公式サイト:https://rutennochikyu.jp/

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