『ワンダフルデイズ』“キス職人”チャ・ウヌの技巧が光る 最終話は心温まる幕引きに

「隠したかった秘密でさえ、大切な思い出になる。愛おしく思えるありのままの姿で、私たちは出会ったんだ」

 U-NEXTで独占配信中の『ワンダフルデイズ』が、1月10日にスイートな最終回で幕を閉じた。本作は、LEEHYEによる同名の人気ウェブ漫画のドラマ化で、キスをすると犬に変身する呪いをかけられた国語教師ハン・ヘナ(パク・ギュヨン)と、犬恐怖症の数学教師チン・ソウォン(チャ・ウヌ)が恋に落ちるファンタジーロマンチックコメディ。ASTROのチャ・ウヌと『セレブリティ』のパク・ギュヨン、『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』のイ・ヒョヌらが出演し、視聴者を魅了した愛らしい物語の最終話をご紹介したい。

 韓国史教師ボギョム(イ・ヒョヌ)により、ソウォンとの記憶を消されていたヘナは、前世の因縁が解け、再び記憶を取り戻した。

 そして1年の月日が流れるが、ヘナとソウォンのラブラブぶりは健在だ。ヘナの家族である姉ユナ(リュ・アベル)とウテク(チョ・ジンセ)の恋も、両親への顔合わせに進み、結婚に向かう。叔父ドンチョル(キム・ヘジュン)は、株で財産を築き、ヘナの同僚チェア(イ・ソエル)と恋愛をするなど、ヘナの周囲にも幸せな展開が訪れる。

 顔合わせに行ったウテクの代わりに、犬のボランティアに行ったソウォンとヘナ。ソウォンは、犬恐怖症を克服することができ、大型犬を撫でることもできるようになった。仲良くなった大型犬に名前がないことを知ったソウォンは、「ドク」と名づける。

 ソウォンが犬恐怖症を克服したことを喜ぶヘナに、ソウォンは「まだ大型犬には驚くよ」と答える。そんなソウォンにヘナは、「みんなそうよ。私だって同じだもの」と返す。ソウォンにとってのヘナのように、“自分の弱音を気楽に話せる人”の存在は、人生を生きる上で最高の贈り物だといえるだろう。

 ソウォンは子どもの頃からのトラウマを克服することができ、“ソヘカップル”は順調に愛を育んでいく。これまでソウォンは「ヘナ先生」と呼んでいたのが、車内でヘナと電話しているときに、「ヘナ、僕は本気だぞ」と突然の呼び捨て! チャ・ウヌのヘナ呼びにドキッとさせられた人も多いのではないだろうか。

 一方、学校を辞めたボギョムの行方を捜すジア(キム・イギョン)は、教頭(ユ・スンモク)からボギョムの居場所を聞き出し会いに行く。過去に囚われているボギョムに、ジアは自分は前に進んでいるから、ボギョムにもそうしてほしいと伝える。2人は、前世の思いをランタンに乗せて空へと放つ。ソヘカップル、ユナ&ウテクカップルに続き、ボギョム、ジアそれぞれの明るい未来を暗示させ心が温かくなる。

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