日本テレビ系『金曜ロードショー』で、11月17日に『ミラベルと魔法だらけの家』、11月24日に『ノートルダムの鐘』、12月1日に『プリンセスと魔法のキス』、12月8日に『ズートピア』が放送されることが決定した。

　今回放送されるのは、『金曜ロードショー』とディズニーがタッグを組んだ企画「金曜ロードショーで見たいディズニー長編アニメーション映画」で応募があった作品のうち、リクエストが多かった4作品。

　『ミラベルと魔法だらけの家』は、さまざまな魔法のギフトをもった家族の中で、たった1人だけ “魔法のギフト”をもらえなかった“普通の女の子”ミラベルが、心の奥底に不安を抱えながらも、持ち前の明るさで前向きに過ごしていく中で、突然訪れた家族の危機に敢然と立ち向かっていくというストーリー。第94回アカデミー賞では長編アニメーション作品賞を受賞した。

　監督を務めたのは、バイロン・ハワードと、『ズートピア』で共同監督を務め、本作では脚本も手がけたジャレド・ブッシュ。オリジナルソングスは、自身が主役としても出演した舞台『ハミルトン』でトニー賞、グラミー賞を受賞、2023年に公開された『リトル・マーメイド』ではアラン・メンケンと共に楽曲を担当したリン＝マニュエル・ミランダが担当した。

　『ノートルダムの鐘』は、何度も映画化されたヴィクトル・ユーゴーの名作『ノートルダム・ド・パリ』に着想を得て、『美女と野獣』のスタッフがアニメーション映画として製作。ノートルダム大聖堂に幽閉された心優しき孤独な鐘つき男・カジモドの冒険を描くミュージカルアニメーションだ。

　音楽と作曲を手がけたのは、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『ポカホンタス』のディズニー・アニメーションで、4作続いてアカデミー賞で作曲賞と歌曲賞の2部門ずつを受賞しているメンケン。アカデミー賞でアニメーションとして史上初めて作品賞にノミネートされた『美女と野獣』でコンビを組んだゲイリー・トゥルースデイルとカーク・ワイズが監督を務めた。日本語吹き替えは、当時の劇団四季のメンバーが担当した。

　『プリンセスと魔法のキス』は、グリム童話『かえるの王さま』に現代風のひとひねりを加えたE・D・ベイカーによる児童小説『カエルになったお姫様』を題材に、ディズニーがアニメーション化した作品。1920年代の米ニューオーリンズを舞台に、主人公の美しい少女ティアナと、魔女の策略でカエルの姿に変えられてしまった王子様の運命的なキスによって、水辺の冒険の旅が繰り広げられる。

　監督を務めたのは、『リトル・マーメイド』『アラジン』『モアナと伝説の海』などでコンビを組んだジョン・マスカーとロン・クレメンツ。音楽は、ピクサー作品に多くの曲を提供、『モンスターズ・インク』のテーマ曲「君がいないと」でアカデミー賞の歌曲賞を受賞している、シンガーソングライターのランディ・ニューマンが担当した。

　『ズートピア』は、さまざまな動物たちがまるで人間の様に服を着て、二本足で歩き、家族を持ち、通勤し、ハイテク機器を駆使して暮らしている楽園都市「ズートピア」が舞台。正義感が強く、立派な警察官になる事を夢見るウサギの新米警察官、ジュディと、夢を忘れた皮肉屋の詐欺師のキツネ、ニック。ひょんなことから、正反対の性格の2人が手を組み事件に挑む。

　監督を務めたのは、『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードと『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーア。音楽は、『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー賞作曲賞を獲得したマイケル・ジアッチーノが手がけた。第89回アカデミーでは長編アニメーション賞を受賞。ウサギの新米警察官ジュディ・ホップスの声を上戸彩、キツネの詐欺師ニック・ワイルドの声を森川智之が担当した。

■放送情報
『ミラベルと魔法だらけの家』
日本テレビ系にて、11月17日（金）21:00～22:54放送
※本編ノーカット／初放送
監督：バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
共同監督：シャリース・カストロ・スミス
脚本：ジャレド・ブッシュ, シャリース・カストロ・スミス
ストーリー：バイロン・ハワード, ジャレド・ブッシュ, シャリース・カストロ・スミス, リン＝マニュエル・ミランダ
製作：イヴェット・メリノ、クラーク・スペンサー
オリジナルソングス：リン＝マニュエル・ミランダ
声の出演：斎藤瑠希（ステファニー・ベアトリス）、中尾ミエ（マリア・セシリア・ボテーロ）、平野綾（ダイアン・ゲレーロ ）、ゆめっち（ジェシカ・ダロウ）、冬馬由美（アンジー・セペダ）、関智一（ウィルマー・バルデラマ）、藤田朋子（カロリーナ・ガイタン）、勝矢（マウロ・カスティーリョ）、大平あひる（アダッサ）、畠中祐（レンジー・フェリズ）、木村新汰（ラヴィ・キャボット＝コニャーズ）、中井和哉（ジョン・レグイザモ）、武内駿輔（マル―マ）

『ノートルダムの鐘』 
日本テレビ系にて、11月24日（金）21:00～22:54放送
※本編ノーカット
製作：ドン・ハーン
監督：ゲイリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ
ストーリー：タブ・マーフィ
脚本：タブ・マーフィ, アイリーン・メッキ、ボブ・ツディカー、ノニ・ホワイト、ジョナサン・ロバーツ
音楽・作曲：アラン・メンケン
作詞：スティーブン・シュワルツ
美術監督：デビット・ゲーツ
編集：エレン・ケネシア
出演：石丸幹二（トム・ハルス）、保坂知寿（デミ・ムーア、ハイジ・モーレンハウアー）、日下武史、村俊英（トニー・ジェイ）、鈴木荘麻（ケビン・クライン）、光枝明彦（ポール・キャンデル）

『プリンセスと魔法のキス』
日本テレビ系にて、12月1日（金）21:00～22:54放送
※本編ノーカット
監督：ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
製作：ピーター・デル・ヴェッコ
製作総指揮：ジョン・ラセター
脚本：ロブ・エドワーズ、ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
美術監督：イアン・グッディング
音楽：ランディ・ニューマン
声の出演：鈴木ほのか（アニカ・ノニ・ローズ）、丹宗立峰（ブルーノ・カンポス）、安崎求（キース・デヴィッド）、荒井洸子（ジェニファー・ルイス）、玄田哲章（ジョン・グッドマン）、駒田一（ジム・カミングス）、小林アトム（マイケル＝レオン・ウーリー）、三上市朗（テレンス・ハワード）、杉村理加（オプラ・ウィンフリー）

『ズートピア』
日本テレビ系にて、12月8日（金）21:00～23:04放送
※本編ノーカット ※放送枠10分拡大
監督：バイロン・ハワード、リッチ・ムーア
共同監督：ジャレド・ブッシュ
製作：クラーク・スペンサー
製作総指揮：ジョン・ラセター
ストーリー：バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ、リッチ・ムーア、ジョシー・トリニダード、ジム・リアドン、フィル・ジョンストン、ジェニファー・リー
脚本：ジャレド・ブッシュ、フィル・ジョンストン
編集：ファビアンヌ・ローリー、ジェレミー・ミルトン
音楽：マイケル・ジアッチーノ
アソシエイト・プロデューサー：ブラッドフォード・S・シモンセン、モニカ・ラーゴ＝ケイティス
ビジュアル・エフェクト・スーパーバイザー：スコット・カーサヴェイジ
プロダクション・デザイン：デヴィッド・ゲッツ
声の出演：上戸彩（ジニファー・グッドウィン）、森川智之（ジェイソン・ベイトマン）、三宅健太（イドリス・エルバ）、竹内順子（ジェニー・スレイト）、高橋茂雄（ネイト・トレンス）、玄田哲章（J. K. シモンズ）、Dream Ami（シャキーラ）、村治学（レイモンド・Ｓ．パーシ）、芋洗坂係長