俳優・重岡大毅は“お仕事ドラマ”で輝く 『単身花日』ではこれまでにないダークな一面も?

 注目はなんといっても主演の重岡である。底抜けに明るく、親しみやすい笑顔がチャームポイントである重岡は、バラエティ番組ではすぐにふざけ出し、時折、実年齢が30歳を越えているとは思えない少年っぽさを垣間見せる。しかし、ドラマや映画に出演するとその姿が激変。特に印象的なのは“お仕事ドラマ”だ。『これは経費で落ちません!』(2019年/NHK総合)では、生真面目な沙名子(多部未華子)に想いを寄せる世渡り上手な営業部員・山田太陽を、『それってパクリじゃないですか?』(2023年/日本テレビ系)では、感覚的に物事を捉える亜季(芳根京子)に何かと手厳しい意見を言うバディ・北脇雅美を演じている。これらの作品の中で、重岡は壁にぶつかって暗い表情を見せたり、いつもは軽口を叩き合っているような主人公と助け合ったりする。バラエティで見せるニカっとした笑顔は同じでも、その姿は仕事に悪戦苦闘する等身大の男性なのである。ジャニーズWESTではセンターを務める重岡だが、その演技はいい意味でスター性が抑えられ、印象に残るものとなっている。

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 重岡の演技への評価は年々高まっており、2023年9月には橋本環奈とダブル主演を務めた映画『禁じられた遊び』が公開され、2024年1月にも主演を務める『ある閉ざされた雪の山荘で』が公開される予定だ。

 “単身赴任ラブサスペンス”である本作は、重岡が得意としてきたお仕事ドラマのひとつとも言えるだろう。実際、重岡が演じる舜は任されたプロジェクトに大きなやりがいを感じているようだ。だが、今回は「ラブ」の要素が強め。少し大人めなドラマの中で、今までとは一味違った重岡の演技が見られることを期待している。

■放送情報
『単身花日』
テレビ朝日系にて、10月14日(土)スタート 毎週土曜23:00~23:30放送
※初回拡大スペシャルは23:00~0:00放送
出演:重岡大毅(ジャニーズWEST)、新木優子、田中樹(SixTONES)、高梨臨、長井短、前原瑞樹、金澤美穂、宮崎莉里沙、小沢真珠、茅本梨々華、染谷隼生、高村佳偉人
原作:いわしげ孝 『単身花日』(小学館『ビッグコミックス』刊)
脚本:川﨑いづみ
演出:森脇智延、神徳幸治、瀬野尾一
音楽:沢田完
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:川島誠史(テレビ朝日)、島本講太(ジェイ・ストーム)、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)、小杉真紀(トータルメディアコミュニケーション)、石田菜穂子(テレビ朝日)
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
制作著作:テレビ朝日、ジェイ・ストーム
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