ケイト・ブランシェットが主演を務めたリチャード・リンクレイター監督最新作『where’d you go Bernadette（原題）』が、『バーナデット ママは行方不明』の邦題で9月22日に全国公開されることが決定した。

　本作は、毎日トラブルでいっぱいの主婦バーナデットが、退屈な世界に生きることに限界を感じ、南極へ旅に出るヒューマンコメディ。主人公バーナデットは、仕事のできる夫と仲良しの娘に恵まれ一見幸せそうな主婦。だが極度の人間嫌いでいつもトラブルを起こし、ママ友たちからも煙たがられていた。夢を諦めてから日に日に息苦しさが募り、退屈な世界に限界を感じて忽然と姿を消す。そんな彼女が向かった先は南極だった。

　監督を務めたのは、アカデミー賞6部門にノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。』のリンクレイター。アメリカの作家マリア・センプルによる原作小説は2012年に出版され、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りし、全米図書館協会アレックス賞を受賞している。

　主人公のバーナデットを『TAR/ター』のブランシェットが演じるほか、『20センチュリー・ウーマン』のビリー・クラダップ、『消えない罪』のエマ・ネルソン、『ゴーストバスターズ』のクリステン・ウィグらが共演に名を連ねている。

　あわせてブランシェットのインタビュー映像が公開。ブランシェットは、もともと原作のファンで、バーナデット役を熱望したと語り、本作で10度目となるゴールデングローブ賞ノミネートを果たした。さらに日本のファンに向けて、「日本だけでなく世界中の女性が“いい母親”になるために、自分よりも家庭や子供を優先する、バーナデットのような女性はどこにでもいるわ。たくさんの人たちが共感できる映画です」とコメントした。

　南極のシーンは、ブランシェットからの「海と氷は本物であるべき」という強い希望で、グリーンランドでのロケ撮影が実現。主題歌は、1984年にリリースされ、全米1位を記録したシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」が使用された。

■公開情報
『バーナデット ママは行方不明』
9月22日（金）より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本：リチャード・リンクレイター
脚本：ホリー・ジェント、ヴィンス・パルモ
出演：ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、エマ・ネルソン、クリステン・ウィグ
提供：バップ、ロングライド
配給：ロングライド
2019年／アメリカ／英語／カラー／ビスタ／108分／ 原題：Where’d You Go, Bernadette／日本語字幕：石田泰子
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