『仮面ライダーガッチャード』は先祖返りした作品に? ニチアサ制覇の音楽・高木洋にも注目

 『仮面ライダーガッチャード』はライドケミーカードと呼ばれるカードを駆使し、キービジュアルでも多くのライドケミーカードが見られる。大人目線で見ると「またカードか」と思いがちだが、カードがメインアイテムのライダーは2009年放送の『仮面ライダーディケイド』が今のところ最後で、実際はかなりの年月の開きがある(もっともディケイドは登場後も様々な作品に客演し、“カード使いの仮面ライダー”として長期にわたって活躍したのだが)。

 怪人の力を封じ込めたカードの組み合わせで戦う『仮面ライダー剣(ブレイド)』(2004年〜2005年)は、秀逸なカードデザインと各カードの設定、ドラマの面白さなどの相乗効果で、メインスポンサーが発売したカードがファンの間でコレクション性を高めて盛り上がったが、ガッチャードがブレイドの再来となるかも見ものだ。

 また、スタッフ面で注目したいのが音楽担当の高木洋で、これまでスーパー戦隊シリーズとプリキュアシリーズで数々の番組の劇伴を手がけてきたが、意外にも『仮面ライダー』シリーズは今回が初参加となる。これでニチアサ枠のプリキュア、戦隊、ライダーを全て制覇することになるので、その手腕も非常に楽しみだ。

 また、YouTube、Twitter、Instagram、TikTokの各公式アカウントで、『仮面ライダーガッチャード』のショート動画も公開された。動画のディレクションは、『仮面ライダーセイバー』にも出演していた古屋呂敏が務めた。

 そして、7月28日公開の『映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』に仮面ライダーガッチャ―ドが登場することが決定。ガッチャードが使用するアイテムやキャスト情報などは今後発表される予定だ。

■放送情報
『仮面ライダーガッチャード』
テレビ朝日系にて、9月3日(日)スタート 毎週日曜9:00~9:30放送
原作:石ノ森章太郎
脚本:長谷川圭一、内田裕基ほか
監督:田﨑竜太ほか
アクション監督:福沢博文(レッド・エンタテインメント・デリヴァー)
特撮監督:佛田洋(特撮研究所)
音楽:高木洋
ゼネラルプロデューサー:大川武宏(テレビ朝日)
プロデューサー:芝高啓介(テレビ朝日)、湊陽祐(東映)
制作:テレビ朝日・東映・ADKエモーションズ

関連記事