“日本のためだけ”に特別に制作 ディズニー映画『ウィッシュ』日本版ティザーポスター公開

 12月15日に全国公開される、ディズニー100周年記念作品となるアニメーション映画『ウィッシュ』の日本版ティザーポスターが公開された。

 1923年10月16日にウォルト・ディズニーと彼の兄によって設立されたディズニー・ブラザーズ・カートゥーン・スタジオ。ミッキーマウスが初登場した『蒸気船ウィリー』をはじめ、世界初のフルカラー長編アニメーションとなる『白雪姫』を誕生させた。その後、ディズニーは数々の長編アニメーション映画を世に送り出し、2022年11月23日に公開された『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』までで61作品に及ぶ。

 そんなディズニーが100周年を飾る記念作として発表した本作は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、100年の歴史の集大成とも言うべき作品だ。

 舞台は、どのディズニー作品の世界よりも前から存在するファンタジーの世界、どんな“願い”も叶うと言われている“ロサス王国”。主人公となるヒロインは、“願いの力”をまだ知らない17歳のアーシャ。王国の人々を大切に思っている彼女は、ある出来事によって王国に隠された“裏の顔“を知り、ヴィランに立ち向かう。

 監督を務めるのは、『アナと雪の女王』1、2作目を手がけたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、バック監督と同じく『アナと雪の女王』1、2作目を手がけ、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが担当する。

 プロデューサーは、こちらも『アナと雪の女王』を手がけたピーター・デル・ヴェッコと、『ミラベルと魔法だらけの家』『アナと雪の女王2』を担当したフアン・パブロ・レイジェスが務める。そして、音楽を担当するのは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートされたソングライター兼アーティストとして活躍しているジュリア・マイケルズ。

 また、本作の制作にあたりディズニーは、ウォルト・ディズニーの初期の長編作を参考に、クラシック映画とコンテンポラリーをミックスしたアイディアを取り入れ、タイムレスな水彩画調の2Dアニメーションと、最新の3Dアニメーションをブレンドした新たな描き方を開発した。

 公開された日本版ポスターは、アメリカのディズニー本社が日本のためだけに特別に制作したもの。そして、初めて主人公アーシャのビジュアルが入ったものとなっており、空から現れた、不思議な魔力を持つ“願い星”のスターを見つめている様子が切り取られている。さらに、アーシャの相棒となる子ヤギのバレンティノの姿も確認できる。

■公開情報
『ウィッシュ』
12月15日(金)全国公開
監督:クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン
脚本:ジェニファー・リー
音楽:ジュリア・マイケルズ
製作:ピーター・デル・ヴェッコ、フアン・パブロ・レイジェス
声の出演:アリアナ・デボーズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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