Netflixアニメシリーズ『大奥』6月29日配信 宮野真守演じる有功が家光に寄り添う予告編も

 Netflixシリーズ『大奥』が6月29日より世界独占配信されることが決定し、あわせて予告編が公開された。

 本作は、何度も実写化されてきたよしながふみの漫画『大奥』初のアニメ化作品。舞台は“男女の立場が逆転”した江戸。様々な者の愛憎渦巻く中、運命に翻弄される男女の切なく美しい愛が描かれる。

 物語の舞台は、赤面疱瘡という疫病の流行で男子の人口が女子の約1/4にまで急速に減少した結果、社会運営の根幹や権力が女性に完全に移った江戸。その始まりは徳川三代将軍・家光(CV:松井恵理子)の時代へ遡る。江戸城は三代家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、俗に“美男三千人”と称される男女逆転の“大奥”の世界が築かれていた。京から江戸城を訪れた公家出身の美貌の僧・万里小路有功(CV:宮野真守)は、春日局(CV:井上喜久子)の恐ろしい脅迫により、小僧の玉栄(CV:梶裕貴)とともに、無理やり俗人へ戻され、大奥に入れられることになる。

 監督を務めたのは、『幽☆遊☆白書』や『BLEACH』、『アルスラーン戦記』、『黒執事 Book of Circus』、Netflix映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ』など、人気アニメを手がけてきた阿部記之。

Netflixシリーズ『大奥』予告編

 公開された予告編では、色とりどりで華麗な“大奥”の世界が映される一方、“男女逆転”の世に渦巻く様々な感情が映し出されている。家光に仕え、後継ぎを宿すための一候補として大奥へ入れられた有功だったが、家光は彼に「わしはしょせん、徳川の血を繋ぐための借腹よ」と、悲しき胸の内を漏らす。そんな家光に「この方はきっと、今まで幾度も幾度も打ちのめされてきたのや……」と寄り添う有功も、課せられた役目以上の“特別”な想いを抱いていくことに。しかし映像でも悲哀のこもる表情が映し出されるように、有功と家光のゆく先には、驚くべき困難が待ち受けていた。

 あわせて、キービジュアルと場面写真も公開された。

■配信情報
Netflixシリーズ『大奥』
Netflixにて、6月29日(木)世界独占配信
原作:よしながふみ『大奥』(白泉社・MELODY)
監督:阿部記之
声の出演:宮野真守、松井恵理子、梶裕貴、井上喜久子、福山潤、関智一、佐藤みゆ希、小林沙苗、窪田等
シリーズ構成・脚本:たかすぎ梨香
キャラクターデザイン:佐藤陽子
音楽:川井憲次
アニメーション制作:スタジオディーン
企画・製作:Netflix

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