齊藤なぎさが語る『明日カノ』ゆあてゃの役作りと自身の恋愛観 「かなり重いかも(笑)」

 MBS/TBSドラマイズム枠にて5月2日から放送がスタートした『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』。シーズン1では齊藤なぎさが演じる“ゆあてゃ”が大きな反響を呼んだが、今回はゆあが主人公となる「特別編」が5月2日、5月9日に放送される。この「特別編」では、ゆあの壮絶な過去が、原作にはないオリジナルストーリーを織り交ぜながら描かれる。

 齊藤はシーズン2で過去の“ゆあ”を演じるにあたって、どのように役を作り上げたのだろうか。ゆあとの共通点や自身の恋愛観、そして女優としての今後の目標までを語ってもらった。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「私以外の人を女と認識しないでほしいです(笑)」

ーー齊藤さんはエゴサーチが趣味らしいですが、前作の放送のタイミングでは反響や感想などをエゴサされていましたか?

齊藤なぎさ(以下、齊藤):エゴサしていました! 今まで活動してきた中で一番反響が大きかったのが『明日カノ』のゆあてゃ役だったので。出演が発表されたときは、ファンの方たちも喜んでくれたんですけど、「過激なシーンがあるから心配」という声もたくさんありました。あとは、「似合っている」っていう声もあれば、「キラキラしているイメージがあるから、闇のある役を演じるのはどうなの?」という声もありましたね。ですが、放送後に私のファンの方や原作ファンの方たちにも受け入れていただけるようになって、すごく嬉しかったです。頑張ってよかったなって思いました。

ーーゆあてゃのメイクや服装を真似する人も多かったように思います。

齊藤:そういうリアクションも見ていました(笑)。ゆあてゃのモノマネメイクをいろんな方がしてくれてているのも、ゆあの話をしているのも嬉しかったです。ゆあから私のことを知ってくださる方が本当に多くて、驚きました。

ーーゆあてゃは齊藤さんのイメージとは違うタイプの女の子らしいキャラクターだと思います。ゆあてゃを演じるにあたって、役作りで特に意識していたことがあれば教えてください。

齊藤:私はキラキラしている印象を持たれることが多いのですが、仲のいい友達、家族からは「ゆあてゃそのまんまの性格だよね」と言われるくらい、ゆあと似てるところがたくさんあるんですよね。もちろん境遇とかは違ったりするので、そういった部分は原作を何度も読み込んだり、YouTubeで勉強したりしていました。

ーー具体的にはどういったものを見ていたんですか?

齊藤:ゆあちゃんはヤングケアラーだったので、ヤングケアラーの方のドキュメンタリーや、ホストに行く女の子の実情みたいな動画をたくさん見ていました。地雷系メイクやゆあちゃんっぽい女の子の仕草も、動画をたくさん見て、自分なりに研究をしました。

ーー齊藤さんが思う、地雷系メイクの一番の特徴はなんですか?

齊藤:一番は地雷ラインですかね……。アイラインを長く引いて、その下に真っ赤なラインを引くんです。しかも、アイラインも黒じゃなくて赤で。そのアイラインと涙袋の下のラインを繋げるんです(笑)。それをするだけで、地雷系っぽい女の子になれます。

ーーゆあてゃと似ている部分がたくさんあるとのことですが、齊藤さんもゆあてゃのように好きな人ができたときに束縛するタイプですか?

齊藤:私は束縛しないと思います。でも、自分はされたいタイプなんですよ(笑)。自分は何も言えないけど、本当は束縛したいみたいな。

ーー心の中ではめちゃくちゃ束縛したい?

齊藤:はい、もう誰とも喋らないでほしい(笑)。目に入れないでほしいです。女というものを(笑)。

ーー(笑)。それこそ、好きな人が推しのアイドルを作ったりというのは?

齊藤:無理です。本当にやめてほしい(笑)。私以外の人を女と認識しないでほしいです(笑)。私以外の子をかわいいって思うことに嫉妬しちゃうタイプです。かなり重いかもしれません(笑)。

ーーゆあてゃとは内面の部分でも似ているところがありそうですね。

齊藤:似ていると思います。私は友達に対してもそうなんですよ。友達が他の友達と仲良くしているのにも、嫉妬しちゃうんですよね。まず、人に対しての愛がかなり重たいですよね。それこそファンの人にも、「私が一番じゃないの?」って思っちゃうタイプです。例えば、ファンの人に別に推しがいたりするのも、嫌だとは言わないですけど、嫉妬はします。

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