亀梨和也の代表作『正義の天秤』が帰ってきた! シーズン1最終回の続きはどうなる?

 あの男が帰ってくる。亀梨和也主演ドラマ『正義の天秤』(NHK総合)がシーズン2として、5月6日より放送になるのだ。

 本作は、大門剛明の同名小説を原作とした法廷ミステリードラマ。2021年9月より全5回にわたって放送され、今回約1年8カ月ぶりに続編として『正義の天秤』がオンエアとなる。

 主人公の鷹野和也は、亀梨和也にとって代表作と断言できるハマり役である。名前が「和也」であること、さらに野球好きという運命的な共通点がその要素として数えられるが、芯の部分には鷹野としての表裏一体な感情表現がある。

 外科医から転職した天才弁護士である鷹野は、徹底した合理主義者。真っ直ぐな性格で感情移入しやすいバディ役の佐伯(奈緒)とは対照的だが、彼が生きる根本には恋人の久美子(大島優子)という存在がある。

 鷹野が外科医時代に出会った久美子は、自分を顧みずに他人を助ける正義感の強い弁護士だった。彼女にとっての正義とは「人を幸せにすること」。しかし、久美子は独自に調査していた冤罪事件の真犯人に襲撃され、意識不明の重体となってしまう。

 その真犯人がシーズン1の最終回で鷹野が弁護することとなる南野一翔(千葉雄大)だ。感情とは、ベストな判断ができなくなるやっかいで非合理的なもの。そう言っていたはずの鷹野が珍しく法廷で声を荒げる。死刑を望む復讐の鬼と化すのか、弁護士としての職務を全うするのか。まさに『正義の天秤』というタイトルを象徴したクライマックスである。

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