向井理×根本ノンジは相性抜群の予感 『パリピ孔明』実写化にワクワクが止まらない

 累計発行部数が160万部を突破し、現在も『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて大人気連載中の『パリピ孔明』がドラマ化されることが決定。主人公の諸葛孔明役を向井理が務めることが発表された。フジテレビ系の水10ドラマとして2023年秋からスタートする。

 魏、呉、蜀という三つの国が天下の覇権争いをしていた三国時代に、蜀に仕えた天才軍師・諸葛孔明。彼は「次の生があるならば、戦のない平和な時代に生まれたい」と願いながら病没したが、その後なぜかそのままの姿で現代の日本へと転生してしまう。そしてひょんなことから歌手を目指す少女の軍師(マネジャー)となり、日本の音楽界に新たな風を吹き込んでいく。

QUEENDOM / チキチキバンバン(TVアニメ「パリピ孔明」スペシャルMV)

 2022年にはTOKYO MXほかにてアニメ版が放送された『パリピ孔明』。舞台は平成の渋谷のクラブで、当時のクラブカルチャーが物語の随所に散りばめられていた。また、オープニングテーマの「チキチキバンバン」、エンディングテーマの「気分上々↑↑」がともに10年以上前の楽曲のカバーということもあり、その時代を体感していた人たちにはどこか懐かしく、知らない人たちには新しさを感じさせた。

 そこに孔明役の置鮎龍太郎、KABE太人役の千葉翔也、赤兎馬カンフー役の木村昴ら声優陣の“ガチ”なフリースタイルラップ、月見英子役の本渡楓と彼女の歌唱パートを担当した96猫の魅力的な声が重なり、本作は海外でも話題となるほどのヒット作に。ドラマ版ではアニメ版の楽曲がどこまで生かされるのかも気になる一方で、新たな楽曲の登場にも期待が高まる。

 脚本を手がけるのは、『ハコヅメ~たたかう!交番女子〜』(2021年/日本テレビ系)や『正直不動産』(2022年/NHK総合)など、これまでも人気マンガのドラマ化脚本を担当したことのある根本ノンジ。これらのドラマはテンポのよい会話と魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマが見どころだった。ちょっとクセが強い人々が多く登場する本作において、人との関係性とコメディを絶妙に掛け合わせて描くことのできる根本の脚本は相性抜群であること間違いなしだ。

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