中国3DCGアニメ映画『兵馬俑の城』本予告公開 吹替版主題歌はLiyuuが担当

 6月16日に公開される中国の3DCGアニメ映画『兵馬俑の城』の本予告が公開された。

 2021年7月に中国で公開され、約7000万元(約14億円)のヒットを記録した本作。第24回上海国際映画祭では最優秀アニメーション作品賞にノミネートされた。

 中国歴代の皇帝によって作られた兵馬俑。その兵馬俑達が眠るはずの巨大な地下都市には、大きな秘密があった。兵馬俑達は、神から命を授けられ、もう一つの世界が作られていたのだった。兵馬俑の雑用係・モンユエンが住む秦陽城は、凶暴な霊獣たちの襲撃に悩まされていた。その霊獣に拮抗するシアホウ将軍の姿に憧れたモンユエンは精鋭部隊「鋭士」への入隊を希望するが、将軍から「霊獣・地吼を捕まえる」という条件を出される。霊獣・地吼を追う旅の途中、モンユエンは謎多き少女シーユイと出会う。旅の途中で2人は地下の世界では見られない美しい風景や世界の広さを知る。次第に惹かれ合う2人。モンユエンは、家族を探すシーユイの力になりたいと考えるようになる。そして、2人はついに、地吼を追い詰めるが……。

中国アニメ映画『兵馬俑の城』本予告映像

 公開された本予告では、兵馬俑の巨大な地下都市や兵俑の少年モンユエン、人間の少女シーユイの旅路がフル3DCG映し出されている。「一生、雑役兵なんてごめんだね!」と、英雄である将軍に憧れるへなちょこな雑用係モンユエンが、幻の霊獣・地吼(ディーホウ)を捕まえるための大冒険へ。そこで出会った、旅を共にすることになる謎の少女シーユイとのバトルシーンや、シーユイがドレス姿に変身するシーン、そして空に浮かびながら見つめ合う2人の姿が描かれる。さらに「ヤギの姿に変えられちゃった」とシーユイにすり寄るお調子者の山羊のシャオバオや妖精のデカミミなどのキャラクターも登場。

 また、本作の日本語吹替版主題歌が、アーティスト活動だけでなく『ラブライブ!スーパースター!!』の唐可可役の声優を務めるLiyuuの「ミオソティス」に決定。Liyuuは「今回自分の母国、中国の映画『兵馬俑の城』の日本語吹き替え版主題歌を担当できることがすごく嬉しくて光栄です! 壮大なテーマなので、ドキドキしながらレコーディングさせて頂きました。ヒロインの心境を表わせる一曲だなって思います」と、本作に携われる喜びと楽曲への印象を語った。

 本作のプロデューサーは今回の起用に際し、「Liyuuさんは中国出身のアーティストですので、古代中国の遺物である「兵馬俑」を題材にし、中国で制作された本作と非常に親和性があると思ったことがきっかけです。また、モンユエンとシーユイのロマンスも魅力的な作品なので、Liyuuさんの透き通った歌声が非常にマッチすると思いオファーさせていただきました」と抜擢の理由を語った。

 なお、本作は6月17日に初日舞台挨拶の実施も決定している。モンユエン役の福山潤、シーユイ役の寿美菜子、シャオバオ役の中島ヨシキが登壇予定だ。

コメント

Liyuu

今回自分の母国、中国の映画『兵馬俑の城』の日本語吹き替え版主題歌を担当できることがすごく嬉しくて光栄です!
壮大なテーマなので、ドキドキしながらレコーディングさせて頂きました。ヒロインの心境を表わせる一曲だなって思います、そして映画館でこの作品を観たら、「ミオソティス」は1番最後に流れる、この曲を聴いた時ヒロインのシーユイちゃんのことと繋げてもらえたら嬉しいです!

プロデューサー

Liyuuさんは中国出身のアーティストですので、古代中国の遺物である「兵馬俑」を題材にし、中国で制作された本作と非常に親和性があると思ったことが切欠です。また、モンユエンとシーユイのロマンスも魅力的な作品なので、Liyuu さんの透き通った歌声が非常にマッチすると思いオファーさせていただきました。
非常に素敵な楽曲をご提供いただきましたので、主題歌も含め是非お楽しみください!

■公開情報
『兵馬俑の城』
6月16日(金)より、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開

<オリジナル版スタッフ>
製作:尚琳琳、鄭志昊、徐天福、李暁東、蔡懐軍、支穎
プロデューサー:劉艶娟、李小虹、李錦、王磊、任旭、黄帆順
監督:林永長
副監督:陳嬌艶
脚本:徐蕓、崔鉄志、王鋼
ビジュアルエフェクト監督:張雅蓓、王強
編集特別監修:王懐佩、唐緒恒
美術監督:郭尚振、王剣龍、李弘毅
音楽:黄英華
音楽監修:秦早
制作スタジオ:Fantawild Animation Inc.

<日本語吹替版スタッフ>
声の出演:福山潤、寿美菜子、中島ヨシキ、星野貴紀、水島裕、桜岡あつこ、橘潤二、白石兼斗、杉崎亮、株元英彰、石狩勇気、武田太一
演出:菊田浩巳
翻訳:藤原由希
音響制作:楽音舎
日本語吹替版制作統括:ライブ・ビューイング・ジャパン、面白映画
日本語吹替版配給:ライブ・ビューイング・ジャパン、エレファントハウス
提供:Fantawild Animation Inc.、面白映画、Open Culture Entertainment
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン、エレファントハウス
©︎Fantawild Animation Inc.
公式サイト:https://heibayounosiro.jp
公式Twitter:@heibayounosiro

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