『波よ聞いてくれ』小芝風花の絶対的な安心感 金髪&飲んだくれの新たな一面に注目

 小芝は、2012年に『息もできない夏』(フジテレビ系)で俳優デビュー。2014年、『魔女の宅急便』で映画初出演にして主演を務めた小芝は、原作者の角野栄子から「すごくかわいらしくてイメージ通りです」と絶賛された。筆者も、当時16歳だった小芝が演じたキキの愛らしさは、今でも鮮明に覚えている。

 2016年の朝ドラ『あさが来た』(NHK総合)では、波瑠が演じるヒロイン・あさの一人娘・千代を演じた小芝。脚本を担当した大森美香は小芝に対して、本当に大阪の豪商の生まれじゃないかと思えるぐらい、千代役を演じる上で抜群だったと語っている。どの作品に出演しても、制作サイドから好印象を持たれている小芝は、視聴者からも「小芝が主演のドラマならきっと楽しめるから安心」と、演技力に期待を抱かれる俳優へと成長したのではないだろうか。

 2019年の『トクサツガガガ』(NHK総合)、2020年からの『妖怪シェアハウス』シリーズ、2021年の『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)などの主演作で、視聴者の心を大いにつかんだ小芝の最新主演ドラマ『波よ聞いてくれ』は、きっとまた新たな小芝の代表作の一つになるに違いない。

参照

※1. https://thetv.jp/news/detail/1126066/
※2. https://www.oricon.co.jp/news/2025427/

■放送情報
『波よ聞いてくれ』
テレビ朝日系にて、4月21日(金)スタート 毎週金曜23:15〜0:15放送
出演:小芝風花ほか
原作:沙村広明『波よ聞いてくれ』(講談社『月刊アフタヌーン』連載)
脚本:古家和尚
演出:住田崇、片山修、植田尚
音楽:林ゆうき、山城ショウゴ
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:高崎壮太(テレビ朝日)、神通勉(MMJ)
制作:テレビ朝日、MMJ
©テレビ朝日

関連記事