4月17日からカンテレ・フジテレビ系で放送がスタートするドラマ『合理的にあり得ない ～探偵・上水流涼子の解明～』の制作発表が4月11日に行われ、主演を務める天海祐希をはじめ、松下洸平、白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオルが揃って登壇した。

　原作は柚月裕子の『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』（講談社）。天海が演じる元弁護士のワケありな経歴を持つ探偵・上水流涼子と、松下が演じる女性が苦手で、IQ140を超す頭脳明晰な青年・貴山伸彦が偶然の出会いによってバディを組み、事件解決のために奔走する。「探偵事務所 上水流エージェンシー」を舞台に、異色の探偵が変わり者の天才バディとともにあり得ない方法であり得ない敵に挑む、痛快エンターテインメント作品だ。

　第1話を視聴したという天海と松下。天海は「いつもすみません、見どころは全部です（笑）」と話しながらも、「みんな一つひとつのお芝居を丁寧にやっていて、その瞬間をスタッフさんがちゃんと切り取ってくれています。どのシーンも楽しんでいただけると思いますし、観た方が『私はこのシーンが好きだ』って思っていただけたら、それが一番幸せだと思います」と笑顔を浮かべながら語った。

　続けて、天海が松下に「あえて言うなら何ですか？」と質問を投げかけると、松下は「この作品はテンポがとても速いんですよね。まさに痛快な解決術で」と語った。天海が「力技もあるけどね」と返すと、松下も同調しながら「そういうことを気にする暇もないくらい、とっても速いスピードで物語が展開するので、観ていてハラハラしてそこが面白い」と語った。これには、仲村も太鼓判を押すように頷いてみせた。

　また、天海はテレビ局の宣伝部が「（天海が）たくさん着替える」と衣装についてプッシュしていることに触れ、「あまりそれを売りにされると今後も増えそうな気がする（笑）」と冗談混じりで語り、「1話で何着着替えたかな？　って自分でも忘れてしまうくらいの数、着替えていますね」と撮影秘話を明かした。

　続けて天海が、「いままで印象的だった洋服は？」と尋ねると、パスを受け取った松下は、「1話の中で言うと、宅配業者」とコメント。「いわゆるUberEatsとか、運送業の格好もしています。本当に着替えすぎて、1話を先に観させていただいたんですけど、あやうく出てるのが自分かどうかわからなくなるくらいでした」と笑いを交えながら語った。反対に、松下から印象的だった衣装を尋ねられた天海は、「撮影の初日に撮ったのでキャディさん」と明かし、「久しぶりに大声を出して楽しかったです」と頬を緩ませた。

　また天海は、第1話で松下が扮する証券マンのスーツ姿を挙げ、「あれいいですよ。お姉さま方、楽しみにしててください」とファンに向けた見どころも紹介。さらに、「ストーリーもやっぱり力技で面白いです。1話のゲストの皆さんも本当に、振り切ってお芝居してくださっているので、とても楽しかったです」と自信たっぷりに語った。