『ピーター・パン&ウェンディ』吹替版に山崎智史、東郷姫奈、森川智之ら 日本版本予告も

 4月28日よりディズニープラスにて独占配信される実写版映画『ピーター・パン&ウェンディ』の日本版声優と日本版本予告が公開された。

 『ピーター・パン』は、1904年にスコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲および小説によって発表されて以降、映画やミュージカル、そしてテーマパークのアトラクションとしても世界中で親しまれてきた。中でも、ディズニーによるアニメーション映画は、アメリカでの公開から今年で70周年を迎える。そんな『ピーター・パン』が今回、新たなストーリーで実写化され、『さらば愛しきアウトロー』のデヴィッド・ロウリーが監督を務める。

 本作でピーター・パンの日本版声優を担当するのは、『インクレディブル・ファミリー』でダッシュ役を務めた山崎智史。ウェンディ役には学業の傍ら俳優としても活躍の場を広げる東郷姫奈、ジュード・ロウ演じる極悪非道な海賊フック船長には数々の作品でロウの吹替を担当してきた声優・森川智之、ウェンディの母メアリー役には歌手としても活動する坂本真綾が決定した。

 山崎は、ピーター・パン役での出演が決まったことについて「うれしかったです。スリリングな冒険がよりリアルに感じられました。特にピーターとフック船長の戦いのシーンは迫力満点でした。吹替えもいいねって言ってもらえるようにがんばろうと意気込みました」とコメント。また、本作ではもう一人の主人公となるウェンディを演じた東郷は「ウェンディは、自分の芯をしっかりもった強い女の子です。喜怒哀楽を全身で表現し、間違っていると思うことは、相手に伝える。そんな自分をしっかりもった、正直なところがウェンディの魅力です」と語った。

 フック船長役を務める森川は「フック船長のキャラクターは皆さんが期待しているところだと思います。スミーとの凸凹コンビやワニとのエピソード、そしてピーター・パンとの対決は見逃せません。ジュード・ロウが演じているのでただ単にヒールではすまないところも魅力的で、クール&ビューティでありながらユーモアのセンスやチャーミングなところも心憎いほど見せてくれて、キャラクターの存在感を大きくしてくれています」とコメント。

 また、ウェンディの母メアリーを演じる坂本は本作を通じて、「見る人の年齢によって、立場によっても、いろいろな解釈、感動ができる作品だと改めて実感しました」と語り、「お子様にはもちろん、ずいぶん昔にネバーランドに行ったきりご無沙汰している大人のみなさんにも、この機会にぜひ再び冒険へと旅立って欲しいと思います」とアピールした。

映画『ピーター・パン&ウェンディ』日本語吹替予告

 公開された日本版本予告には、そんな声優陣による台詞が収録されている。映像では、ピーター・パンとウェンディたちが満面の笑みでロンドンの夜空を優雅に舞うシーンが映し出される。また、フック船長が「昔と同じだな」と語りかけ、「年寄りはこれだからね」とピーター・パンが皮肉混じりで言い返すやり取りも。そして、ウェンディは弟を守るために剣を手に取り、大人である海賊たちに立ち向かうたくましい一面を見せる。

コメント

山崎智史

出演が決まった時うれしかったです。吹替えもいいねって言ってもらえるようにがんばろうと意気込みました。ピーター・パンは大人になりたくないくせに、大人ぶったり背伸びしているところが矛盾してて面白い子です。クラスメートにいたとしたら、ルールや常識を無視して、迷惑だけど面白いやつという感じだと思います。
臨場感がすごい! スリリングな冒険がよりリアルに感じられました。特にピーターとフック船長の戦いのシーンは迫力満点でした。小さい子だけでなく、僕と同じ中高生世代も楽しめると思います。僕は大人になるってどういうことなのか考えました。

東郷姫奈

ディズニーの作品に携わることが私の目標の一つでした。 小さい頃から、私に夢を与え続けてくれているディズニー。『ピーター・パン&ウェンディ』を観てくださった方にも、夢を届けることができたらいいなと思い、収録に臨みました。
ウェンディは、自分の芯をしっかりもった強い女の子です。喜怒哀楽を全身で表現し、間違っていると思うことは、相手に伝える。そんな自分をしっかりもった、正直なところがウェンディの魅力です。「成長する」「大人になる」ということについて深く考えさせられる、とても素敵な作品です。『ピーター・パン』という作品を小説やアニメーションで観たことがある人もない人も楽しめる作品だと思います。

森川智之

今回ディズニーの名作『ピーター・パン』の実写映画の日本版キャストに選ばれて、とても光栄に思います。それもピーターの宿敵フックということで、大変うれしく思っております。フック船長のキャラクターは皆さんが期待しているところかと思います。スミーとの凸凹コンビやワニとのエピソード、勿論ピーターとの対決は見逃せないものです。ジュードが演じているのでただ単にヒールではすまないところも魅力的で、クール&ビューティでありながらユーモアのセンスやチャーミングなところも心憎いほど見せてくれてキャラクターの存在感を大きくしてくれています。子供はもちろんのこと大人も、家族みんな楽しめる映画『ピーター・パン&ウェンディ』をぜひお楽しみください。あなたも一緒にネバーランドに来てください! 私は海賊船で待ってます!

坂本真綾

『ピーター・パン』の物語には幼い頃から親しんできて、大好きな作品です。今回、このような形で物語の一部になれることに、とても興奮しましたし、嬉しい気持ちでいっぱいです。昨年出産をして母になったばかりということもあり、『ピーター・パン』のお話を今回はじめて親の視点で受け取り、新しい感動がありました。寄宿学校で始まる新しい生活に不安を感じているウェンディを励ます母もまた、はじめて子供を送り出すという経験に直面して、心の中では心配や寂しさを抱えているのだとわかりました。でも子を信じ、笑顔で応援し、広い世界に羽ばたいてほしいと願っている。そんな思いを込めてウェンディに歌う子守唄の歌詞がとても素晴らしくて、心から感情移入して歌うことができました。
見る人の年齢によって、立場によっても、いろいろな解釈、感動ができる作品だと改めて実感しました。お子様にはもちろん、ずいぶん昔にネバーランドには行ったきりご無沙汰している大人のみなさんにも、この機会にぜひ再び冒険へと旅立って欲しいと思います。

■配信情報
『ピーター・パン&ウェンディ』
ディズニープラスにて、4月28日(金)より独占配信
監督:デヴィッド・ロウリー
製作総指揮:アダム・ボルバ、トーマス・M・ハメル、トビー・ハルブルックス
製作:ジム・ウィテカー
脚本:デヴィッド・ロウリー、トビー・ハルブルックス
出演:ジュード・ロウ、アレクサンダー・モロニー、エヴァー・アンダーソン、ヤラ・シャヒディほか
原題:Peter Pan & Wendy
©2023 Disney Enterprises, Inc.

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