デヴィッド・クローネンバーグ監督作『ビデオドローム』4K DC版、予告編&ポスター公開

 デヴィッド・クローネンバーグ監督作『ビデオドローム』の4K ディレクターズカット版のメインビジュアルと予告編が公開された。

 東京テアトルのセレクションで贈るスペシャル・プログラム<テアトル・クラシックス>。『ビデオドローム』はその第3弾となる。クローネンバーグは、1975年に『シーバース』で劇場用長編デビューを飾ってから、『ザ・フライ』『戰慄の絆』『裸のランチ』などの作品を監督。2022年には、8年ぶりの長編映画である『Crimes of the Future(原題)』がカンヌ国際映画祭で発表された。『ビデオドローム』は今年全米公開から40周年記念となる。日本初公開となる4Kデジタルリストアに加え、本編の随所に追加された合計2分間に及ぶバイオレンスシーンを含む89分のディレクターズカット版としてスクリーンに蘇る。

 主人公マックスを演じるのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『サルバドル遥かなる日々』などで知られる俳優ジェームズ・ウッズ。“ビデオドローム”に興味を抱くラジオパーソナリティのニッキー役を、ロックバンド、ブロンディのボーカル、デボラ・ハリーが演じた。本作の特殊メイクは、『スター・ウォーズ』や『狼男アメリカン』、マイケル・ジャクソンの『スリラー』なども手がけたリック・ベイカーが担当した。

 公開されたメインビジュアルには、ブラウン菅から銃口が飛び出す本作の名シーンの一つが使用されている。

『テアトル・クラシックス ACT.3 ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』予告編

 あわせて公開された予告編には、ビデオドロームに世界を侵食されていく主人公マックスの姿、生き物のように妖しくうねるブラウン管、ブラウン菅から銃口が飛び出す特殊メイクなども描き出されている。また、『スキャナーズ』や『戦慄の絆』など、クローネンバーグ監督と度々タッグを組んでいる作曲家、ハワード・ショアによる音楽も不穏な世界観を彩っている。

■公開情報
『テアトル・クラシックス ACT.3 ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』
6月16日(金)より全国順次ロードショー
監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ジェームズ・ウッズ、デボラ・ハリー、ソーニャ・スミッツ、ピーター・ドゥヴォルスキー
製作総指揮:ビクター・ソルニッキ、ピエール・デヴィッド
製作:クロード・エロー
特殊メイク:リック・ベイカー
音楽:ハワード・ショア
配給:東京テアトル
<R-18>
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