ジャファル・パナヒ監督の長男が監督デビュー 『君は行く先を知らない』8月25日公開へ
パナー・パナヒ監督デビュー作『HIT THE ROAD(英題)』が、『君は行く先を知らない』の邦題で8月25日に公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルが公開された。
2021年のカンヌ国際映画祭・監督週間でワールドプレミアを迎え、同年の東京フィルメックス・コンペティション部門では、仮題『砂利道』として上映された本作。『白い風船』、『チャドルと生きる』、『人生タクシー』で知られるジャファル・パナヒ監督がプロデュースを務め、息子のパナーが監督を務めた。
子どもの頃から父親やアッバス・キアロスタミ監督の作品のセットに行っていたパナー監督。だが父とは映画の話をすることはほとんどなく、18〜19歳で初めて「映画を勉強したい」と思ったという。そして助監督と撮影監督の両方を経験し、ジャファル監督の最新作『NO BEARS(原題)』では脚本からポストプロダクションまで携わった。
そんな彼が監督デビューとして選んだ題材は、イランの社会問題を漂わせたある家族の人生の旅。バラク・オバマ元アメリカ大統領が選ぶ2022年お気に入り映画の1本にも選出された。
公開されたティザービジュアルは、イランでアートワークとして使用されたイラストを利用し、本編中の印象的なワンシーンを描いたもの。家族4人の旅路の中に出てくるこのシーンは一体何を表すのか。
■公開情報
『君は行く先を知らない』
8月25日(金)全国公開
製作:ジャファル・パナヒ、パナー・パナヒ
脚本・監督:パナー・パナヒ
出演:モハマド・ハッサン・マージュニ、パンテア・パナヒハ、ヤラン・サルラク、アミン・シミアル
日本語字幕:大西公子
字幕監修:ショーレ・ゴルパリアン
後援:イラン・イスラム共和国大使館イラン文化センター
2021年/イラン/ペルシャ語/1.85:1/5.1ch/カラー/93分/G
配給:フラッグ
©JP Film Production, 2021
公式サイト:https://www.flag-pictures.co.jp/hittheroad-movie/
公式Twitter:@hittheroad0825