超人サーカス団VSナチス・ドイツの異能力バトル 『フリークスアウト』5月12日公開決定
映画『Freaks Out(原題)』が、『フリークスアウト』の邦題で5月12日より新宿バルト9ほかにて全国公開されることが決定した。
本作は、ロッテルダム国際映画祭観客賞を受賞し、本国アカデミー賞6冠ほか55の映画賞ノミネートうち34の賞を獲得した、超人サーカス団VSナチス・ドイツの異能力バトルエンターテインメント。
長編デビュー作となったダークヒーローエンタテインメント『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で7冠受賞の快挙を成し遂げたガブリエーレ・マイネッティ。そんな彼の監督第2作となる本作は、特殊な異能力を持つが故に世間に馴染めず肩を寄せ合って生きてきた超人サーカス団が、ナチス・ドイツの悪党に立ち向かうという設定だ。
ワールドプレミアとなったヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門に選出、ロッテルダム国際映画祭で観客賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では前作と同じ16部門でノミネートうち6部門を受賞したほか、これまで55の映画賞にノミネートされ34の賞を獲得している。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、「超人サーカス団VSナチス・ドイツ」のコピーとともに、それぞれに特殊能力を持つサーカス団「メッツァ・ピオッタ」の仲間たちと、背後に迫る、宿敵ベルリン・サーカス団長のフランツとナチス・ドイツ兵たちの姿が切り取られている。
さらに、一足先に本作を鑑賞した著名人3名からの推薦コメントも公開された。
コメント
野村雅夫(FM COCOLO DJ/翻訳家)
長編デビューで、日本のヒーローを現代のローマに蘇らせたマイネッティ。今回もユニークな組み合わせがそこかしこに横溢。国内外の映画史への目配せもたっぷりに異ジャンルを束ね、またもや見たこともない映像をものにした。作品自体が異形のサーカス。
野水伊織(声優)
人々につま弾きにされた異能力者たちが、巨悪に立ち向かう。こんなストーリー、興奮せざるを得ない! 前作『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』もそうだが、マイネッティ監督は、マイノリティがヒーローへと変わってゆく様を描くのがとにかく巧いのだ。
もしもあなたが自分に悩み、他者との疎外感を感じているならぜひ観てほしい。コンプレックスを武器に変え、いかにして自分の居場所を見つけるのか。そのヒントが見つかるかもしれないから。
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』に続く傑作! 語り口は独特だけど、特殊能力持ちのサーカス団が段々と私欲の範疇を超えて力を使うようになる姿はストレートにカッコいい。敵にもドラマがあり、そのぶつかり合いが凄まじい熱を生む。重い一撃を喰らわす、唯一無二で王道のヒーロー映画!!
■公開情報
『フリークスアウト』
5月12日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:ガブリエーレ・マイネッティ
脚本:ニコラ・グアリャノーネ、ガブリエーレ・マイネッティ
出演:クラウディオ・サンタマリア、アウロラ・ジョヴィナッツォ、ピエトロ・カステリット、ジャンカルロ・マルティーニ、ジョルジョ・ティラバッシ、フランツ・ロゴフスキ
配給:クロックワークス
2021年/イタリア・ベルギー/イタリア語・ドイツ語ほか/141分/字幕翻訳:髙橋彩/R15+
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公式サイト:https://klockworx-v.com/freaksout/