2023.02.12 12:00

染谷将太が語る『ブラッシュアップライフ』福田役への共感　昔は「福ちゃんみたいだった」

文・取材＝Nana Numoto、写真＝梁瀬玉実、動画＝岡田勇希

人生をやり直すなら「もうちょっと率先して友達と喋りたい」

――本作には懐かしいアイテムもたくさん登場しますね。

染谷：僕も『逆転裁判』をやっていたんです。麻美がミタコング（鈴木浩介）にゲームボーイアドバンスを返してもらったあとにスイッチを入れるシーンがありましたが、あのゲームは、クリアしていないとゲームの画面を下に送れないんですよね。やっていた人はわかると思うんですけれど、全部の章を下に送ることができた時点で、ミタコングにゲームをクリアされてしまっていたんだなあと。あれにはビビッときました。

――染谷さん自身が小、中学校の頃にハマっていたものを教えてください。

染谷：ゲームボーイアドバンスは世代だったので、やっていました。あとはベイブレードやカードゲームの『遊☆戯☆王』もやっていました。懐かしいですね。

――『遊☆戯☆王』は、レアカードを持っているだけでスターになれるところがありましたよね。

染谷：ありました、ありました！　ブルーアイズホワイトドラゴン、今ではすごい価格になっているんですよね。とっておけばよかったなあ。あとは『コロコロコミック』（小学館）が愛読書でした。厚いので枕にもなるし（笑）、部屋に重ねて置いていました。うっかり足の指を角に当てると痛いんですよ。

――この後の麻美の小、中学校シーンで出てくれたら嬉しいと思うアイテムはありますか？

染谷：僕は1992年生まれなので、ポケベルは自分の世代ではないけれど、存在自体は知っている。そういうものが出てくるとすごく楽しくて。もちろんドンピシャ世代のものが出てきても懐かしいとは思うのですが。ドラマでそういったものが年代順に見られることにもワクワクしますよね。

――ミタコングみたいに、印象深い先生はいましたか？

染谷：中学のときの担任が美術の先生でしたが、美術の時間にギターを1本持って教室に入ってきたことがありました。突然「イマジン」の弾き語りをしだして、1時間ジョン・レノンを聞く授業になったんですよ。これがめちゃくちゃ良くて忘れられないですね。多分そのときの多感な僕たちに聴かせたかったんだと思います。本当に大好きな先生で、とてもいい思い出です。その先生とは、たまに地元の駅で会うのですが、その度にいつもハグしてくれる。とても優しい先生です。

――『ブラッシュアップライフ』は人生をやり直して徳を積むという話ですが、染谷さんがもしも人生をやり直せたら？

染谷：僕の学生時代はパッとしなかったんですよ。だからといってキラキラしたいというわけではないのですが……。でもやり直せるなら、もうちょっと率先して友達と喋りたいです。あのときより今の方が喋れる人になっていると思うので、このスキルを使って友達を増やしたいですね。あと、やはり徳は積みたいです（笑）。

――お友達はたくさんいる印象でした。

染谷：友人関係は“狭く太く”ですね。だから学生時代は決まった友達と毎日一緒に帰って『モンスターハンター』をやったりしていました。

――間もなく第6話が放送されますが、作品の見どころを教えてください。

染谷：第6話では福ちゃんが大活躍します。本当に誰一人想像できないような活躍をするので、そこはぜひ観ていただきたいですね。

■放送情報
日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演：安藤サクラ、夏帆、木南晴夏、松坂桃李、染谷将太、黒木華、臼田あさ美、鈴木浩介、バカリズム
脚本：バカリズム
演出：水野格、狩山俊輔
プロデューサー：小田玲奈、榊原真由子、柴田裕基（AX-ON）、鈴木香織（AX-ON）
チーフプロデューサー：三上絵里子
企画協力：マセキ芸能社
制作協力：AX-ON
製作著作：日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト：https://www.ntv.co.jp/brushup-life/
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