『舞いあがれ!』デラシネで仲良く過ごす福原遥と赤楚衛二 2人の関係に変化は訪れる?
ばんばからのアドバイスを胸に、日本中を旅しながら、その土地で働き、短歌を書いてきた貴司は、歌人としての道を歩み始めている。舞がIWAKURA立て直しのために奮闘している時には、「君が行く 新たな道を照らすよう 千億の星に 頼んでおいた」という短歌を送り、営業がうまくいかず落ち込んでいる舞を大いに元気づけた。
ついに「今月の新鋭歌人」として、新聞に名前と短歌が掲載された貴司。古本屋「デラシネ」の主人だった“おっちゃん”こと八木(又吉直樹)は、その新聞を見て「うめづ」に現れ、「心にスッと溶け込む歌、作れるようになったやんか」と言いながら、デラシネの鍵を貴司に託す。4年が経ち、かつての八木のように、デラシネを子どもたちに開放し、店番をしながら、短歌の創作に励む貴司。舞もしょっちゅう店を訪れているようで、子どもたちとも顔なじみだ。
短歌界の芥川賞だという「長山短歌賞」に応募するため、自分が書いた短歌から50首を選ぶと言う貴司に、「ええやん! 貴司くんやったら、ええとこまで行きそう」と笑顔の舞。50首を選ぶのを手伝いながら、舞は貴司の書いた短歌を読み、「人とちゃうとこ見てる。そこがええねん」と着眼点を褒めると、貴司は照れながらも嬉しそうに舞を見つめていた。貴司が料理したナポリタンを2人で食べている様子はとても良い雰囲気で、予告で聞こえてきた、デラシネを訪れたと思われる子どもの「2人、付き合ってんの?」という質問にも思わず納得してしまった。
第17週の予告には、舞の母・めぐみ(永作博美)が「そろそろ結婚とか……」と話している声も入っていたが、ついに舞と貴司の関係に変化が訪れるのだろうか? 個人的には、幼なじみとしての2人の肯定し合う関係はすごく理想的だし、恋愛に発展しなくてもいいのではないだろうかと思っている。かと言って、舞が貴司以外の相手と結婚するのも見たくない気がする。勝手な願望かもしれないが、舞がこのまま夢に向かって邁進する姿を見せてもらい、結婚までは描かなくても満足……というのが正直な気持ちだ。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK