吉沢亮と山田裕貴の深い縁 幼なじみに親子、総長×副総長役などで積み上げてきた実力

 例えば、吉沢で印象深いのが、映画『青くて痛くて脆い』。タイトル通り、若さゆえの思い込みから他人を憎み、遠ざける大学生を演じた吉沢は、その痛々しさを全身に纏っていた。かたや、山田はドラマ『ホームルーム』(MBS)で狂気を孕む。同作で、誰からも慕われる表の顔とは別に、特定の女子生徒を偏愛する変態教師という裏の顔を持つ主人公を演じた山田。その体を張った演技に思わず感心させられながらも、下手なホラー映画よりも恐ろしい行動の数々に悲鳴が漏れた。

『青くて痛くて脆い』©︎2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

 2022年の彼らの活躍も目覚ましく、月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)では、繊細で喜怒哀楽が顔に出やすい新米医師の“しこちゃん先生”に扮する吉沢亮の“目の演技”が光った。人の死に直面した時の光を失った瞳、子供たちに語りかける時の温もりを帯びた瞳。言葉よりも雄弁に語る吉沢の目が視聴者の心を激しく揺さぶる。涙なしには観られない感動的なストーリーではあったが、吉沢のユーモアを散りばめた演技にくすりと笑える場面もあったのが印象的だ。

 一方、山田も朝ドラ『ちむどんどん』(NHK総合)で川口春奈演じるヒロインの姉の夫・博夫を好演。一癖も二癖もある登場人物が多い中で、どこにでもいそうな普通の男性に扮しながらも、細部までこだわった受けの芝居で博夫という優柔不断と優しさが表裏一体のキャラクターを表現していた。1月からはメインキャストとして出演する『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(フジテレビ系)で月9のバトンを吉沢から受け取る形に。そして、大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)にも徳川家臣団の一人である本多忠勝役で出演が決まっている。2023年もさらなる躍進の年となることは間違いない。

『女神の教室~リーガル青春白書~』©︎フジテレビ

 デビュー間もない頃から切磋琢磨し合い、俳優としての実力を高めてきた山田と吉沢。今やドラマや映画に欠かせない存在となっている彼らの今年の活躍にも目が離せない。

参考

※ https://ananweb.jp/news/362164/

※記事初出時、一部の写真に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

■公開情報
映画『ブラックナイトパレード』
全国公開中
出演:吉沢亮、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐
原作:『ブラックナイトパレード』中村光(「ウルトラジャンプ」「デジタルマーガレット」連載)
監督:福田雄一
脚本:鎌田哲生、福田雄一
主題歌 :「白雪」Eve(TOY’S FACTORY)
配給:東宝
©︎2022「ブラックナイトパレード」製作委員会 ©︎中村光/集英社
公式サイト:https://bnp-movie.jp
公式Twitter:@bnp_movie

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