前原滉、大友花恋との3度目の共演を語る 夫婦役に「『ごめんなさい』ってなっちゃった」

 本作は「しし座流星群」の一夜を描く群像劇。なかでも山時聡真と佐々木悠華が演じる中学生2人の物語について、前原は「この間(高橋)努さんと、僕らがどれだけアドリブとかをがんばっても、ああいうピュアさには勝てないんだなって話してた」としみじみ。大友も「本読みで佐々木さんが『バカ、アホ、殴るよ』のセリフを読んだときに、その場にいた全員がキューンとした」と明かし、前原は「そんな青春を過ごしたかったな」とこぼして笑わせた。

前原滉

 前原と大友は3度目の共演となり、最初の共演は高校生だった大友の主演作。そんな2人が夫婦役を演じることに対して、めがねは「エモい」と大興奮。前原は「最初は『高校生なのにがんばってるね』みたいな話をして。次の『あなたの番です』では、ほとんど会っていなくて。今回久々に会ったら夫婦役だったから、『ごめんなさい』ってなっちゃった。同世代とかでもないし」と打ち明けると、大友は「全然、全然! 『前原さんが亮介です』と伺ったときに、安心するなと思った」とほほえんだ。

戸田彬弘監督

 最後に大友は、「群像劇なので、たくさんのコロナに対する悩みとか日常の悩みを抱えている人が登場する作品になっています。役柄の悩みに寄り添って、自分自身の悩みも少し前向きに、観終わったあとにハッピーになってもらえたらと思いながら撮影していました」と挨拶。前原は「それぞれみんな抱えているものがあるし、よくなったことも、そうじゃないこともたくさんあって。でも、みんなきっといいほうに向かっていく。亮介のセリフにもある『未来のことはわかんないから、とりあえず良いことが起こることにしとこう』というのは、僕の人生の中でも良い言葉になりました」と語り、締めくくった。

■公開情報
『散歩時間~その日を待ちながら~』
全国公開中
出演:前原滉、大友花恋、柳ゆり菜、中島歩、篠田諒、めがね、山時聡真、佐々木悠華、アベラヒデノブ、高橋努
原案・監督・編集:戸田彬弘
脚本:ガクカワサキ
音楽:茂野雅道
配給・宣伝:ラビットハウス
製作:チーズfilm、TOHEARTS Inc.、高橋淳、深澤知
2022/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/95分
©2022「散歩時間〜その日を待ちながら〜」製作委員会
公式サイト:sanpojikan.com
公式Twitter:@sanpojikanMovie

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