西島秀俊、元マル暴刑事役でテレ朝連ドラ初主演 新木曜ドラマで濱田岳、上白石萌歌と共演

 西島秀俊が主演を務める連続ドラマ警視庁アウトサイダー』が、2023年1月よりテレビ朝日の木曜ドラマ枠で放送されることが決定した。

 本作は、脛に傷を持つ“グレー”な刑事たちが、秘密を隠しながら、互いに利用しあい、それぞれの正義を見出していく刑事ドラマ。主演を西島が務めるほか、共演に濱田岳、上白石萌歌が名を連ねた。原作は、『メゾン・ド・ポリス』『インディゴの夜』などで知られるミステリー作家・加藤実秋の同名小説で、コミカライズも決定している。

 西島が演じるのは、見た目が極道の元マル暴“オヤジ刑事”。濱田が一見さわやかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事、上白石が安定した就職先として警察を選んだ新米刑事を演じる。警察組織の中で異質な存在=“アウトサイダー”である3人が持ちつ持たれつ、さまざまな難事件に挑む。やがて、それぞれが背負っていた過去の真実が明らかになり、物語は壮大な復讐劇へとなだれ込んでいくことに……。果たして、アウトサイダーな刑事たちが選択する正義とは。

 主人公の架川英児(西島秀俊)は、五十路を過ぎて本庁組織犯罪対策部から所轄に飛ばされた、元マル暴の“オヤジ刑事”。左遷の原因となったトラブルの真実を探るためにも組織犯罪対策部への返り咲きを強く望んでおり、上層部に手腕をアピールする必要性から、秘密を表沙汰にされたくない光輔と密約を交わし、タッグを組むことに。しかし、一連の謎を追ううち、自身が本庁を追われた原因があまりに深い闇につながっていることに気づく。本作は西島にとって、主演映画『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞国際長編映画賞に輝いてから初の連続ドラマ主演作であり、テレビ朝日の連続ドラマ初主演作でもある。

 一方、英児とのタッグを受け入れる蓮見光輔(濱田岳)は、周囲から非の打ち所がないと評される所轄のさわやかエース刑事。しかし、光輔は決して明かせない大きな秘密を抱えていた。その秘密を察知した英児とやむなくコンビを組むこととなり、そこに新米刑事・直央も加わってトリオで捜査に臨むうち、3人の間には友情や愛情とは異なる、なんとも奇妙な絆が育まれていく。

 そして、英児と光輔の下につくのは、安定した就職先として公務員を目指し、なりゆきで刑事になってしまった新人・水木直央。最初は不本意ながら捜査に当たっていた直央だったが、ある事件をきっかけに刑事という仕事への意識が変わることに。しかし、実の父が警察組織の上層部にいる、という事実が彼女の運命を翻弄していく。

 脚本は、映画『東京リベンジャーズ』の髙橋泉が担当。演出は、『民王』(テレビ朝日系)、『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズ(TBS系)などを世に送り出した木村ひさしが務める。

服部宣之(ゼネラルプロデューサー)コメント

世の中のあらゆることを「白」か「黒」か、その二択しかないような感じで当事者たちを追い詰めていく昨今、限りなくグレーな、白と黒の境界線を行ったり来たりする登場人物たちが主人公のドラマです。
善か悪か……、白か黒か……、正義か独善か……、面白いのか面白くないのか……、ヒットか外すのか……、その境界線で揺れ動く人間の心情こそが、このドラマの見どころです。
主演に硬軟自在に役柄を演じ分け、今最も乗りに乗っている西島秀俊さんをお迎えし、誰もが認める実力派・濱田岳さんと、数々の話題作・大作に出演しながら今もなお透明感を失う事のない上白石萌歌さんとのトリオで、そんな白と黒が入り混じった世界を描いて参ります。
この3人の組み合わせだけでも、様々な個性が入り混じっていて、なぜかまだ一度もトリオでのお芝居を見ていないのに、絶対に面白くなる! という確信があります。この組み合わせに不安が入り混じることはありません……。
原作・加藤実秋さんが生み出された個性豊かで魅力的なキャラクターたちを存分に生かしながら、骨太なサスペンスとコミカルな会話劇が入り混じった脚本を高橋泉氏が書き上げ、演出・木村ひさし氏がその世界を加速させていく……、このクリエイティブなトリオたちが、西島さん・濱田さん・上白石さんのトリオとどういうドラマを作り上げていくのか、ただただ楽しみでなりません。
日本という境界線を越えて、世界に通用するドラマに仕上げていきます。ご期待下さい。

■放送情報
『警視庁アウトサイダー』
テレビ朝日系にて、2023年1月スタート 毎週木曜21:00~21:54
出演:西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌ほか
原作:加藤実秋
脚本:髙橋泉
音楽:末廣健一郎
演出:木村ひさしほか 
ゼネラルプロデューサー:服部宣之
プロデューサー:藤崎絵三、長谷川晴彦、山形亮介
制作協力:KADOKAWA
制作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日

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