第95回アカデミー賞インド代表 『エンドロールのつづき』映画愛溢れる予告編&場面写真
2023年1月20日より新宿ピカデリーほかにて全国公開されるインド映画『エンドロールのつづき』の予告編と場面写真が公開された。
バリャドリード国際映画祭では、最高賞にあたるゴールデンスパイク賞をインド映画として初めて受賞した本作は、チャイ売りの少年が映画と出会い、やがて世界で活躍する映画監督になるという、インド出身のパン・ナリン監督自身の物語を映画化したもの。第95回アカデミー賞インド代表(国際長編映画賞)に選出されている。また、大きな夢を抱く主人公・チャイ売りの少年サマイ役には、3000人の中からバヴィン・ラバリが選ばれた。
9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、信仰するカーリー女神の映画は特別と、家族で街に映画を観に行くことに。人で溢れ返った映画館、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光、そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。映画にすっかり魅了されたサマイは、再び映画館に忍び込むが、チケット代が払えずつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引き換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめる。
公開された予告編は、チャイ売りをしながら生活しているサマイとその家族、そして自然豊かなインドの田舎町の風景が広がるシーンから始まる。“ギャラクシー座“という映画館に忍び込み、その熱狂の渦に包まれて、映画に恋したサマイ。つまみ出されても、怒られても、友達になった映写技師のファザルに、料理上手の母さんが作った愛情たっぷりのお弁当を差し出してまで「映画を観たい!」という気持ちが抑えられない。映写室でファザルと弁当をシェアしたり踊ったり、友情を育んでいく楽しそうな姿も切り取られている。
あわせて公開された場面写真では、夢を追う少年サマイの豊かな表情と、サマイを取り巻く家族、仲間、そしてファザルとの温かな関係性を窺わせる、色彩豊かなシーンが集められた。
■公開情報
『エンドロールのつづき』
2023年1月20日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:パン・ナリン
出演:バヴィン・ラバリ
配給:松竹
応援:インド大使館
2021年/インド・フランス/グジャラート語/112分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:Last Film Show/日本語字幕:福永詩乃/G
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