大槻ケンヂ、小島秀夫、高橋ヨシキ、渡部幻が絶賛 『未来惑星ザルドス』著名人コメント

 11月4日より公開される映画『未来惑星ザルドス』に著名人が寄せた絶賛コメントが公開された。

 本作は、1974年に公開されたSF巨篇。巨匠ジョン・ブアマンが、自ら製作・脚本も兼任し、人類が不老不死の社会を築いた2293年の未来を描いた。

 キャストには、ショーン・コネリー、シャーロット・ランプリング、セーラ・ケステルマンらが名を連ねている。

 公開を前にコメントを寄せた著名人は4名。ミュージシャンの大槻ケンヂ、ゲームクリエイターの小島秀夫、映画評論家・監督の高橋ヨシキ、映画評論・編集者の渡部幻が、それぞれ檄文を寄せている。

コメント

大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)

1974年、ザルドスの予告編を観て全俺は泣いた。怖くて、得体が知れなくて。2022年、ザルドスを何度目か観返して全俺がまた泣いた。怖くて、得体が知れなくて、面白くて、最狂で、ショーン・コネリーがいろいろやば過ぎて。全人類必見の怪SF。

小島秀夫(ゲームクリエイター)

この映画を観たことのない汝らにザルドスは語る! 汝ら初見の選ばれし者! ザルドスは汝らに贈物として4K版劇場公開を与える! 空飛ぶ石の頭、ヘビメタなロゴ、赤褌姿のシ ョーン・コネリー、剃刀のようなシャーロット・ランプリング、シュールな万華鏡世界、アートな“性”と“死”のアトラクションを! あなたの偶像(イメージ)を破壊するこの珍作を堪能せよ!

高橋ヨシキ(映画評論家、アートディレクター、映画監督)

野蛮と洗練、肉体とテクノロジー、欲望と罰、そして実存。『未来惑星ザルドス』には全てがある。どこまでも美しく詩的で残酷な本作の独自性は他の追随をまったく許さない、映画史上における特異点とでも言うべきものである。遠未来に託して、現代社会の抱える諸問題ーー超高齢化社会、アンチ・エイジングへの異常な執着、格差の拡大などなど多岐に渡るーーの行き着く果てを描いた、真に恐るべき黙示録がこれだ。ベートーベンの交響曲第7番第2楽章は、時空を超越してこの映画のために用意されたのである。

渡部幻(映画評論/編集者)

1970年代は斬新さと大胆さの時代だった、と奇才ブアマンは語る。4Kで甦る『未来惑星ザルドス』はその最たる独創の怪作であり、今改めてこの幻想作家の再発見が待たれている。

■公開情報
『未来惑星ザルドス』
11月4日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
出演:ショーン・コネリー、シャーロット・ランプリング、セーラ・ケステルマン、ジョン・アルダートン、サリー・アン・ニュ ートン、ナイオール・バギー
脚本・製作・監督:ジョン・ブアマン
撮影:ジェフリー・アンスワース
美術デザイン:アンソニー・プラット
音楽:デヴィッド・マンロー
使用曲:ベートーヴェン交響曲第7番・第2楽章 
1974年/米・英・アイルランド合作/英語/カラー/スコープ/4KDCP
原題:ZARDOZ
提供:キングレコード
配給:コピアポア・フィルム
公式サイト:zardoz2022.com
公式Twitter:@zardozfilmjp

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