斎藤工とSYOがミニシアターの思い出を語る 『特集:ミニシアターに愛をこめて』放送

 俳優の斎藤工が全国のミニシアターにエールを送る特集番組『特集:ミニシアターに愛をこめて』が10月24日から27日にかけてWOWOWで放送される。

 本番組は、映画を愛する俳優たちが中心となって、コロナ禍に苦しむミニシアターを応援しようと立ち上がったプロジェクト「ミニシアターパーク」の中心人物の一人でもある斎藤が、全国のミニシアターにエールを送る特集番組。今回の放送では、かつてミニシアターで映画ファンが熱狂した世界の秀作4本を特集。映画の前後に案内役の斎藤と映画ライターのSYOが、放送作品について語るトークを展開する。

 放送されるは、『バッファロー'66』『レクイエム・フォー・ドリーム』『アモーレス・ペロス』『イギリスから来た男』の4作品。各作品の見どころや公開当時のミニシアターの様子が語られる。

 今回のゲストとなる映画ライターのSYOは、地元福井県で上映されていない映画を母親と金沢まで観にいくぐらい幼少の頃から映画好きであり、その後大学でも映画を学んだり、映画雑誌やWebで編集業も経験するなど、映画と共に歩んできた人物だ。ミニシアターについては、シネコンで映画を観た後はそこで満足してしまうが、ミニシアターで映画を観た後は「カフェでお茶でもしながら感想を語り合わない?」と余韻が残る感じになると語り、斎藤も「ミニシアターで映画を観た後は咀嚼する時間が必要」と同感するなど、ミニシアターに対する感じ方が非常に近い2人だった。

 また、映画に関しては、SYOから「『映画はリスクである』という言葉があるが、映画は携わった人間や登場人物など何百人もの人生が数時間で観られるので、実はコスパが良いはず。映画はもっと価値が上がるべきだ」というコメントや、斎藤も「最近は時間、手間を避けがちな流れがあるが、映画を体験することで見たあとに知見が変わり、世の中の見え方も変わる。それが映画の醍醐味」と語るなど、映画をもっと重要視してほしいという2人の強いメッセージもあった。

 なお、放送に入りきらなかった未公開トークがWOWOWオンデマンドにて配信される。

■番組情報
『特集:ミニシアターに愛をこめて』
WOWOWシネマにて、10月24日(月)~27日(木)放送
WOWOWオンデマンドにて、10月24日(月)0:00より未公開トークを配信
10月24日(月)23:00 ~『バッファロー'66』
10月25日(火)23:00 ~『レクイエム・フォー・ドリーム』
10月26日(水)23:30 ~『アモーレス・ペロス』
10月27日(木)23:00 ~ 『イギリスから来た男』

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