黒島結菜、平野紫耀主演『クロサギ』でヒロインに 「一生懸命演じていきたい」
King & Princeの平野紫耀が主演を務める10月期のTBS金曜ドラマ『クロサギ』に黒島結菜が出演することが決定した。
本作は、詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の“敵”を探し出し打倒していく物語。人生のすべてを捧げ、「クロサギ」として詐欺師たちに立ち向かっていく。
今作では、2013年に全42巻で完結した同名漫画シリーズを原作に、“『クロサギ』完全版”として新たにドラマ化。2022年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に「クロサギ」が喰らいつく。“詐欺”が誰にとっても身近な脅威となっている現代の日本で、「クロサギ」がどのように暗躍するのか。さらに、原作完結前の前ドラマシリーズでは描かれなかった、主人公・黒崎vs家族を奪った最大の宿敵の直接対決も見どころとなる。そして、痛快な復讐劇の中で、人の“心”を利用する詐欺だからこそ生まれる人間ドラマも重厚に描かれる。
15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐を決意し、「クロサギ」という生き方を選ぶ。黒崎がターゲットとするのは、父を陥れた詐欺師と同じ、人を騙して金銭を奪うプロの詐欺師「シロサギ」。過去の経験から法律は人を守ってくれないと考える黒崎は、その怒りを原動力にいつかは父を騙した詐欺師「御木本」にたどり着くべく、「この世のシロサギを全部喰ってやる」と心に決め、生きる目的としている。表向きは自らが住んでいるアパートの大家をしており、黒猫の「クロ」を飼っている彼は一見人当たりの良いごく普通の青年で、誰にでも分け隔てなく接する飄々とした人物。しかし、過去の出来事から誰も信じない、誰のことも頼らない孤独な人生を送っている。そんな一匹狼の黒崎が、さまざまな人間との出会いの中で自らの過去と向き合い、葛藤し、変容していく。
黒島が演じるのは、平野演じる黒崎との出会いにより様々な葛藤に直面する、検事志望の大学生・吉川氷柱。氷柱は、検事になる夢を持つ、努力家で正義感が強い女子大学生だ。自分の父親が詐欺の被害に遭い、黒崎に助けられ二人は出会うが、詐欺師を詐欺で陥れる彼のやり方がどうしても許せない。二度と会うことはないと思っていた氷柱だが、あることがきっかけで黒崎の壮絶な過去を知り、想いを理解していくにつれ気持ちに変化が芽生えていく。検事を目指す自分の立場とは相反する、詐欺師の黒崎に対する複雑な思いに葛藤することに。
黒島は、2014年の日曜劇場『ごめんね青春!』以来、約8年ぶりのTBSドラマ出演となる。2012年に芸能界デビュー後、数多くの映画やドラマ、広告に出演し、2020年の第43回日本アカデミー賞では映画『カツベン!』で新人俳優賞を受賞。現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』ではヒロイン役を務めている。
コメント
黒島結菜
このお話をいただいたときは、率直にとてもうれしかったです。私が演じる氷柱は、ピュアな性格で、自分の信じているものをすごく大事にしている、芯の強い子だなと思います。私は“詐欺”というものに対し、行き場のない複雑な思いを感じてはいて、そこが氷柱とリンクするなと思いました。描かれる物語もとてもリアリティーがあって、もし本当にクロサギがいてくれたら、この世の中はどうなるのかなと少し思ったりはします。自分の知らない世界を、このドラマを通して見ることができるのは、私自身もすごく楽しみです。
純粋でまっすぐな氷柱を私自身一生懸命演じていきたいと思いますし、黒崎と出会って氷柱の中に生まれる切ない恋心も楽しみにしていただけたらうれしいです。よろしくお願いします!
プロデューサー・武田梓
氷柱は黒崎にとって、本当の自分として初めて向き合う女の子になります。
両親にとっての子どもである部分と、一人の大人として自分の人生を歩き出そうとしている部分。その狭間で一生懸命生きている氷柱が、黒島結菜さんによってどう輝いていくのか、今からとても楽しみです。
別世界を生きるはずの黒崎と氷柱の、何かひとつ掛け違えたら大きく物語が変わってしまうんじゃないかと思えるような、絶妙な関係性にもご期待ください。
■番組概要
金曜ドラマ『クロサギ』
TBS系にて、10月スタート 毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:平野紫耀(King & Prince)、黒島結菜
原作:黒丸、夏原武(原案)『クロサギ』シリーズ(小学館刊)
脚本:篠﨑絵里子
プロデューサー:武田梓、那須田淳
演出:田中健太、石井康晴、平野俊一
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kurosagi_tbs/