サンドリーヌ・ボネールが路上をさすらう アニエス・ヴァルダ監督作『冬の旅』予告編公開

 アニエス・ヴァルダ監督作『冬の旅』の公開日が11月5日に決定し、あわせて予告編と場面写真が公開された。

 2019年3月に、生涯現役を貫いて90歳で逝去した映画作家アニエス・ヴァルダ。28歳の時に、後に「ヌーヴェルヴァーグの最初の映画」と評されることになる『ラ・ポワント・クールト』を発表し一躍注目を集め、『幸福(しあわせ)』では、第15回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞、以後もフィクションとドキュメンタリーを縦横無尽に行き来し、常に市井に生きる人々の飾らない姿を活写し続けたヴァルダ。2015年にはカンヌ国際映画祭名誉パルムドールを、2017年には米アカデミー賞名誉賞を受賞している。

 1985年に発表された本作は、フランス片田舎の畑の側溝で、凍死体として発見された少女モナが死に至るまでの数週間の足取りを、路上で出会った人々の証言から辿っていく物語。第42回ヴェネチア国際映画祭では最高賞の金獅子賞に輝き、主演を務めたサンドリーヌ・ボネールもセザール賞最優秀主演女優賞を受賞するなど評価された。

 日本では1991年に劇場公開され、その後も限定的な上映は何度かあったが、今回は、2014年にヴァルダ本人と撮影監督を務めたパトリック・ブロシェによる監修で2K修復された DCP素材による上映で、初公開から30年以上の歳月を経てのリバイバル公開となる。

映画『冬の旅』予告編

 公開された予告編では、ボネール演じるモナが寝袋と大きなバックパックを背負って、路上をあてどなくさすらい、出会った人々と言葉を交わす姿が映されている。また、ケリー・ライカ―ト監督の「ヴァルダはいつも刺激的!」というコメントも。

 また、『冬の旅』は当日一般料金1,500円(税込)のところ、ポストカード付前売券が1,200円(税込)でシアター・イメージフォーラム、メイジャー・ネット通販で発売されている。

■公開情報
『冬の旅』
11月5日(土)より、シアター・イメージフォーラムほかにて全国順次公開
出演:サンドリーヌ・ボネール、マーシャ・メリル、ステファン・フレイス、ヨランド・モロー
監督・脚本・共同編集:アニエス・ヴァルダ
撮影:パトリック・ブロシェ
音楽:ジョアンナ・ブルゾヴィッチ
配給:ザジフィルムズ
1985年/フランス/ヨーロッパ・ビスタ/カラー/105分/原題:SANS TOIT NI LOI/英題:Vagabond
©︎1985 Cine-Tamaris / films A2
公式サイト:www.zaziefilms.com/fuyunotabi

関連記事