『トモダチゲームR4』隠れた支配者との頭脳戦 浮所飛貴が引き受ける“痛み”

 先週放送の『トモダチゲームR4』(テレビ朝日系)第4話では、友一(浮所飛貴)と、Kグループの隠れた支配者との頭脳戦が繰り広げられた。

 第3話から続く第3ゲームは『友情かくれんぼ』。「勝つためならどんな手でも使う」と不敵不適な笑みを浮かべ、かくれ役の天智(佐藤龍我)に勝利を誓った友一だが、何もしないどころか天智を気に留める様子もない。空腹にあえいでいるであろう天智をほったらかしたままの友一の姿に、Kグループの鬼瓦(猪狩蒼弥)は腹を立てる。

 さらに友一は、スイッチ(寝返り)を宣言したり、キャプテンの指示を絶対とするKグループの自立心のなさを指摘し神経を逆なでしたりと、Kグループメンバーたちに揺さぶりをかける。なかには、即刻失格となるはずの「相手グループへの暴力」をふるいそうになる者も。友一はスイッチ(寝返り)を取り下げ、改めてチームメイト(実際は、素性を隠した『トモダチゲーム』運営)のマリア(片山友希)に絶対服従を誓わせる。

 その理由は間もなく判明するが、時同じくして呑まず食わずの天智は限界を迎え、ギブアップボタンに手を伸ばそうとしていた。何があっても友一を信じると約束したのにーーボタンを押せば、ギブアップという形で友一を裏切ることになる。遠のく意識のなか天智は、四部(井上瑞稀)やゆとり(横田真悠)、志法(久保田紗友)を裏切り、傷付けた事実を受け止める。そしてギブアップはせず、誰も裏切らずに「終わる」ことを覚悟した。天智の命がけの信頼を目にした友一は、もう一度、天智を信じることに決める。

 これまで、偽りの自分で生きてきたことを申し訳なさそうに話す友一。事情はあったにせよ、友達を偽り続けることはきっと、「大きな裏切り」だと感じていたであろう。そんな友一に、なんでもないようにかけた天智の言葉が印象的だった。

 友一はこの3日間、Kグループのなかで一番「やさしい男」を探していた。ターゲットに定めたのは、直情でカッとなりやすいが、根は優しくお人よしの鬼瓦。加えて、純情で女性に弱いときた。友一は、マリアを使ったハニートラップを仕掛け、鬼瓦はマリアを守るべく、KグループからCグループへとスイッチ(寝返り)する。

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