ジャン=ジャック・ベネックス監督を追悼 『ディーバ』デジタルリマスター版が9月公開

 2022年1月13日に亡くなったジャン=ジャック・ベネックス監督を追悼し、代表作『ディーバ』のデジタルリマスター版が9月16日より全国公開されることが決定した。

 『溝の中の月』『ベティ・ブルー』を手掛け、リュック・ベッソンやレオス・カラックスと共に、1980年代のフランスで興った“シネマ・デュ・ルック”の監督として括られたベネックス監督。本作は、そんな彼が1981年に手掛けた長編デビュー作であり、シネマ・デュ・ルックの象徴的作品だ。

 9月2日から開催される「Peter Barakan's Music Film Festival 2022」での上映を経て、9月16日から正式に劇場公開されることが決定。なお、デジタルリマスター版での上映となる。

 ハイカルチャーとサブカルチャー、西洋文化と東洋文化、スリラーとロマンスとアクションなど、一見相容れない要素を融合させた本作は、初公開時世界中で話題となり、セザール賞4部門を受賞。日本では1983年に初公開された。

■公開情報
『ディーバ デジタルリマスター版』
9月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
出演:フレデリック・アンドレイ、ロラン・ベルタン、リシャール・ボーランジュ、ジェラール・ダルモン、シャンタル・ドアーズ、ジャック・ファブリ、パトリック・フレーシャム、チェイ・アン・リュー、ウィルヘルメニア・フェルナンデス
製作:アイリーン・シルベルマン
監督:ジャン=ジャック・ベネックス
原作:ドラコルタ
脚本:ジャン=ジャック・ベネックス、ジャン・ヴァン・アム
撮影:フィリップ・ルースロ
装飾:ヒルトン・マッコニコ
音楽:ウラディーミル・コスマ
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
1981年/フランス/カラー/ビスタサイズ/モノラル/117分
(c)1981 STUDIOCANAL

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